しつこいインフルエンザにほとほと参っている。もうこれ以上ダラダラやっているわけにもいかないので、今日は再度医者に診てもらうこととし、思い切って自宅で静養することにした。お陰で、微熱もおさまり、だいぶ気分が改善されてきたかのようである。
また、とにかく滅入る気分を晴らすことも必要かと思い、昼食時には散歩がてらに "春真っ盛り" の戸外へと出てみた。
風邪のため嗅覚は狂っているが、それでもタバコを止めているせいか、戸外の春めいた空気の香りが感じられる気がした。
それはそうと、一昨日<ウォーキングのコースの "カイドウ" (?)の並木が一気に紅色の満開状態となっていた>と書いて気になっていたのだが、やはり "カイドウ" ではなかったようだ。緋寒桜(ひかんざくら)と呼ばれる桜の樹の一種のようで、沖縄・台湾・中国南部に自生するもののようである。ただ、ダジャレレベルでしかないのだが、この桜の名称は、 "ひかんざくら" と呼ぶよりも "緋桜(ひざくら)" と呼ぶ方が無難なのだろうな、なぞと思ったりしたものだ。
それほどに、現在の世界全体の空気は "悲観的" であるかのように見えてしまうからだ。
ちなみに、<サブプライム損失78兆円 米景気後退で危機深刻化も>(2008/03/18 【共同通信】)という報道も然りだし、この米国発のマイナス要因を打ち消すべく目されていたはずの中国経済自体が雲行きの怪しい動向を見せ始めてもいる。
<上海株、大幅続落・8カ月ぶりの安値
【NQN香港=早川亜美】18日の中国株式市場で上海株式相場は大幅に5日続落。上海総合指数は前日比151.151ポイント(3.95%)安の3668.897と、2007年7月5日以来、約8カ月ぶりの安値を付けた。5日続落は07年1月30日―2月5日(5日続落)以来。インフレ進行や先行きの中国景気に対する警戒感を示した温家宝首相の発言が投資家心理を冷やし、ろうばい的な売りが広がった。
温首相は18日の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)閉幕後に行った記者会見で、「現在の最大の困難は、急速な物価上昇と通貨膨張圧力、経済の潜在的な動揺リスクだ」と発言。インフレ加速への強い警戒感を示す一方、世界的な景気減速観測を背景に「今年は中国経済にとって最も困難な1年となる可能性がある」とも述べた。......>( NIKKEI NET 2008.03.18 )
特に、中国経済は、ここに来て "チベット騒乱" 事件という、北京五輪というポジティブなイベントを帳消しにしかねない波乱含みの事態を招いてしまい、世界情勢はますます不透明さを増していそうな気配がする。
グローバリズム経済が必然的に引き起こしているのであろう様々な矛盾と軋轢が、一気に "満開" 状態となりつつあるのが、この一年ということになるのであろうか。
そんなただ中で、翻弄されながらもわれわれは生き延びて行かなければならない。せめて、体力、気力くらいは培っておかないとどうにもならないようだ...... (2008.03.18)
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