つい先ほど、修理に出したキーボードについての検査レポートがメールで届いた。
どうも、検査結果では問題はなさそうだとのことであった。実は、先日、昼食時に手を滑らせてコーヒーカップを揺さぶってしまい、キーボードの縁の3、4個のキーに、ほんのわずかのコーヒーを垂らしてしまったのであった。
これまでにもこうしたミスは経験していたが、ほとんどは何ということもなかった。
だが、今回に限り、垂らしたそのわずかなコーヒーの量にもかかわらず、PCは一切のキー・レスポンスをまるで返さなくなってしまったのであった。そんな訳はなかろうと、何度かチェックしてみたものの、完全に "無反応" 状態となっていた。
そのキーボードは、ちょいと気に入ったものとして選んでまだ間がなかったことと、若干高価なものであったため、いざ無反応となってしまうと、無性に悔しい思いが込み上げてきたのである。そこで、急遽、メーカーのテクニカル・サービスに送り込んで診断と修理を依頼したのであった。
検査レポートには下記のような丁寧な指摘、また当方側にとっては喜ばしい叙述があった。
<ご報告頂いた浸水の影響と思われる跡が確認されましたが製品の動作に問題は無く現在の所不具合は確認されておりません。
状況からお客様の環境にて確認した時点ではキーボード内部に水が残っており短絡状態が発生していた為、動作不能となっていた物と思われます。
弊社に送って頂いた期間に内部の水が蒸発し機能が復帰したものと思われます。
通常粘性の高い液体であった場合は、キースイッチの動作に影響が発生しますが現状問題と思われるキーは確認されておりません。
上記の結果から、水の影響で不具合が発生するとしても暫く期間が掛かる為、一度製品をご返却しお客様の環境にて暫く様子を見て頂くのが良いと思われます。>
自然乾燥によって、<短絡状態>(ショート)が正常化したということのようであったが、とにかく "直った" という事実が、まるで、人の身体を襲った突然の病が大事に至らずに "治った" という事実ほどに、なぜだか大変有り難く思えたのであった...... (2008.04.21)
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