今日、新聞社のネット記事でちょっと気になるものがあった。まあ、昨今のご時世では気にし始めると切りがないニュースばかりであるから、極力 "無視" するようにはしているものの、ちょいと一身上に関することなので気に留めてみた。
この一ヶ月ほど、まさにしつこい風邪状態が続いたわけである。未だに、その正体が判明していない。だが、ひよっとしたら、これか? と合点気味となったのである。
<百日ぜき、過去9年で最多 ワクチン減衰?感染研集計
しつこいせきが続く「百日ぜき」の患者報告が増えており、今年1-3月の累計は、比較が可能な2000年以降で最多となったことが、国立感染症研究所の16日までのまとめで分かった。
特に成人患者の増加が目立ち、全体の4割近くを占めた。専門家は乳幼児期に受けたワクチンの効果が減衰したためではないかとみている。
成人は典型的な発作症状がなく、見逃される例も多いとされる。感染研は「放っておくと感染を拡大させるため、激しく治りにくいせきなどの症状が出たら早く受診を」と呼び掛けている。
......
※ 百日ぜき(2008年4月16日)百日ぜき菌による感染症。感染力が強く患者のせきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染や接触感染で広がる。風邪のような症状で始まるが、その後せきの回数が増え、短いせきが連続的に起こり、息を吸う時に笛のような「ヒュー」という音が出る特徴的な発作がみられる。治るまでは通常2、3カ月かかる。成人の場合、せきが長引くが特徴的な発作はみられない。治療には「マクロライド系」と呼ばれる抗菌薬が有効。>(2008/04/16 06:08 【共同通信】)
発熱という症状がなかったため、いわゆるインフルエンザではなかったようで、ならば一ヶ月も引き摺るような風邪とは一体何なのかが解せないで来た。確かに、気が利いた医院であれば、 "病原体" などの検査をしたりして原因究明をするのだろう。(いや、昨今の町医者はそんなことはしないか?)しかし、高が風邪と思ったものだから、手近な医院で済ませたのが "命取り(?)" だったのかもしれない。結局、何が何だかわからないうちに、復帰したのだった。
しかし、どうも上記の記事を読むと、<百日ぜき>であったのかもしれないという推測が成り立つ。その "しつこさ" 、また軽い "気管支炎" だと診断されたものの "息を吸う時に笛のような「ヒュー」という音が出る" という症状にも気づいていたし、また、 "中耳炎" のような痛みがあったかのようでもある。
もうすぐ "還暦" を迎えようとしているわけだから、<乳幼児期に受けたワクチンの効果が減衰した>のだと指摘されれば、仰せご尤もと言わざるを得ない。まさに、<乳幼児期に受けたワクチン>類のほとんどすべてが "賞味期限"切れとなり、 "チャラ" になる時期なのかもしれない。
それにしても、人間社会は何かと "手抜き" やら "ヘマ" やら、 "責任放棄" やらと立ち腐れ状況が深まっているが、インフルエンザ・ウイルスをはじめとして、病原体となる細菌類たちは何と使命感に溢れたアクションをとっていることであろうか...... (2008.04.16)
コメントする