"マインドマップ" という手法は、<ひとりブレーンストーミング> ......

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 ここ最近、 "マインドマップ" という手法に関心を寄せ、少しづつ凝りはじめている。先日も書いたとおり、思い浮かぶ考え・アイディア・想念などを図示しながら、書き出した事柄間の相互関係を調整していくという、それだけと言えばそれだけのの手法なのである。しかし、結構、思考活動が刺激されるかのような感触を感じている。
 これらを "手描き" で進めても効果ありとのことであるが、PCに馴れ親しんだ者にとっては、やはりPC上で作業展開をしたいものであり、そのための専用アプリケーション・ソフトが世に出てもいる。
 こうしたソフトは、あっさりと言ってしまえば、MSの "PowerPointer" をイメージすれば当たらずとも遠からずだと言える。ただ、 "PowerPointer" は、プレゼンテーション向けに考案されたツールであり、ソフトとしての狙いは、他者にどう自身の考えを効果的に伝えるのかが "Point" となるものだ。
 それに対して、 "マインドマップ" のソフト・ツールは、自身が自身の考えをどう整理したり、発展させたりするのかに "力点" が置かれている点に特徴があると言えるのかもしれない。
 アイディアを捻り出すというような、自身でも明確には掴めない脳内の働きに対しては、何かをどう発見的に引き出すのかという "発見的(heuristic)" なアプローチこそが必須ではないかと思っている。 "ヒント・示唆・暗示" の雰囲気だと言ってもいい。そして、この、頭脳活動における "発見的" な姿勢を促進させるものこそが、この "マインドマップ" のソフト・ツールではないかと受け止めている。
 今、このソフト・ツールの "お試し版" をダウンロードして、自分なりにあれこれと試しているが、その解説文の中で、おもしろい表現を見つけた。<ひとりブレーンストーミング>(月刊ascii 『マインドマップ』より)と称していたのだが、言い得て妙! という感触である。なお、 "ブレーンストーミング" とは以下のようなものだと理解されている。

<ブレインストーミングとは、自由に意見を出し合い、あるテーマに関する多様な意見を抽出する技法のことである。質より量を重視し、お互いの意見に批判をせず、自由に意見を出し合うことで、周辺知識を列挙することができる。
個人が集積している知識は、非常に限られているが、複数人が集まって提案することで、様々な知識の結合がおこり、これまでにない新しい発想がしやすくなる。これは、脳のシナプス結合に非常に良く酷似しており、ブレインストーミングは大脳生理学的に見ても、非常に有効な方法とされている。......>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

 言うまでもなく、 "ブレーンストーミング" とは<複数人が集まって......>という点に眼目があり、その結果<様々な知識の結合がおこり、これまでにない新しい発想がしやすくなる>と考えられているわけだ。
 こうした妙味を、もし、個人の思考活動で展開させるのが "マインドマップ" の手法だと見なすならば、まさに<ひとりブレーンストーミング>という表現は当を得ていそうである。
 とかく、個人の思考というものは、 "閉塞的" になりがちなのかもしれない。おまけに、ポテンシャリティも落ちてくるならば、暗澹たるものへと陥りがちとなろう。
 だからこそ、真にそうなるかどうかは別としても、<ひとりブレーンストーミング>へと誘うような手法、ツールは試すだけの価値はありそうだと思うのである...... (2008.04.15)

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