後半 "GW" が始まったのに、今日の天候はあいにくなものとなった。陽射しは明るいが、小雨模様である。
もっとも、自分は "GW" に浮かれるような気分ではないので、どんな天候となろうが構わない。ただ、できれば気分が高揚するような晴れやかさが欲しいとは思う。
今日も、朝一、事務所に出て来た。そんなふうだから、身体の方はようやく本調子に戻ったということなのであろう。いくらやるべきことがあるとはいえ、身体の調子が悪ければ事務所に向かうこともしないはずである。
決して、仕事がたまっているというわけでもない。むしろそうした忙しさが、具体的な顧客に急かされるようないわゆる繁忙な仕事が欲しいところである。自分の場合は、そうした景気の良い "回転" を招くための "企画的・下準備的な仕事" だといえようか。
しかし、考えてみると、よっぽど能天気であるか、サラリーマンタイプであるかではないかぎり、今どき、仕事= "降って湧くもの" とは考えられまい。まあそこまで能天気な発想ではなくとも、(受注できる)仕事というものが "既成のかたち" で流通していると見なすことさえ現実的ではなくなっていそうである。
つまり、これが "景気の悪さ" や "不況" というものなのであろうが、消費が滞りがちとなったり、これまで自然に流れているかに見えていた受発注契約が渋られるようになったりするわけだ。
そして、かろうじて活況を帯びる仕事はというと、やはり、一味も二味も "斬新な刺激" や "メリット" などが加味された、そんな仕事ジャンルだと見える。もちろん、そうしたジャンルの仕事が、今頃の季節のたけのこのように自然発生するはずはない。
まさに、相応の能力と努力とによって "編集されたり"、"企画されたり" した仕事だけが、順調に流れ、活況を帯びる、ということになるわけである。
つまり、従来、どちらかといえば "刈り取り" 工程的段階の "力作業" のことを仕事と呼び、いやー、スケジュールに追われ忙しくて大変ですわ......、といっていたのに対して、現時点のリアルな仕事イメージとは、未だ海のものか山のものかも判別できないところの "企画的・下準備的な仕事" ではないかと思われる。まさに "プレ・仕事" こそが、現代の仕事の本命なのではないかと思えるのである。従来の言葉でいえば、いわゆる "調査・研究・企画" 的作業のことだといえる。
ただ、そうした機能を果たすべく予算や環境が設定された大企業ならばいざ知らず、町工場、町事務所の水準で、そんな "本来的な仕事" に精を出そうというのは並大抵のことではない。がしかし、そこを正面突破するしか活路らしい活路が見えてこないという現実がある...... (2008.05.03)
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