有効な "再生プラン" の前提は、鋭い現状分析のはず ......

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 原油価格は、このところ "沈静化" しているようであるが、予断を許さないであろう。エネルギー問題については、資源の高騰傾向とCO 2 問題の両面で従来にない危機的状況にあることは疑いない。
 そして、相変わらずの "食料価格の高止まり" という趨勢もあり、今後の経済は生産者にとっても消費者にとっても厳しいものとなるであろうことは避けられそうもない。
 こんな状況下で、今後の経済のあり方に関して、従来からのあり方を抜本的に見直そうとする動きも現れはじめている。それこそ抜本的な "構造改革" の方向を目指さなければ、国内経済、世界経済、そして地球環境のすべてが崩壊しかねないとする危機感が漂っているかのようである。
 もちろん、どこまで事態の危機を正確に捉えているかは定かではないが、従来のあり方を踏襲していたのではいずれ "詰み" に至るであろうことの緊迫感だけは共有されはじめたのかもしれない。
 先日のとあるTV報道番組でも、当面する経済(経営)危機にあっては、「エネルギー使用の合理化」という課題を一層強める必要があり、そのためには当面は辛い負担となってもそれに向けた設備投資も必須なのではないか、と唱えられていた。
 また、諸物価全体が上昇している状況にあっては、生産者側は、より「付加価値の高い事業に転換」していく選択も避けられないだろう、と。むしろ現状の「危機をチャンスに!」変えてゆくドラスティックな選択が望まれる、ということだそうだ。
 経済アナリストや、経済組織のリーダーたちは、 "王手" 攻めの守勢の状況にあっても、喉下まで出かかっている悲観的な言葉を口にするわけには行かないはずである。時代趨勢の大局的方向を模索すべきだと言わざるを得ないのであろう。
 ただし、いつもそうであるように、より重要で貴重なことは、どういう道筋でどういうタイム・スケジュールでその方向を実現していくのか、という "具体的プラン" だということなのであろう。もちろん、そうしたものがそう簡単に構築できないことは了解できる。
 とすれば、少なくとも、現状が打開されることを阻んでいる主要な要因が何であるのかだけでも明確にすべきなのではなかろうか。具体的プラン構築の根っこは、現状を悪化させ続けている既存の主要な問題に蔓延っているのが常ではなかろうか。鋭い現状分析が、いつも有効な再生プランの前提となっている...... (2008.07.27)

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