特に探し物の本があってのことではなく、買い物の途中、あまりの暑さをかわすべく入ったのだった。クーラーの効いたところでしばし涼もうとしたのだ。が、まあ結局は、二千円近くの本を買うことになり、一時の涼しさを相応に "買った" ことになった。
雑誌売り場を覗いていたら、 "立ち読み禁止" ならぬ "盗み撮り禁止" というような意味の貼り紙を目にした。
<ケータイ・デジカメなどで書籍のページを撮ることはご遠慮ください!>
というような文面が棚に貼り付けてあった。
なるほど、昨今は、そういう手合いがいるのか、と気づかされた。
自分のように、書籍の衝動買いについてはさほど気をつかわない贅沢者がいる一方、やはり昨今では "切り詰め派" が増えたのかと咄嗟に思った。と同時に、安直に "盗撮" する輩まで現れたのかとやや驚いた。
確かに、書籍というものは、一冊まるごとが貴重なわけではなく、特に、雑誌などについて言えば、貴重だと思える情報はきわめて限られていて、部分的でありそうだ。
自分も、メモ帳でも取り出してメモをしたくなるような場合があったかもしれないと振り返った。しかし、いくらなんでもそれは "ご法度" だろうと判断し、やむなく諳んじたりした覚えがあるといえばある。
ところが、昨今ではそこに、 "ケータイ・デジカメ" が登場するということらしいのだ。そいつは、書店側にとっては、不快、不愉快であろう。いや、場合によっては "窃盗" に匹敵するのかもしれない。
"ケータイ・デジカメ" で何でも撮るくせがついているかもしれない昨今、やはり、 "権利関係" について注意をしておく必要があるはずだろう。人物に関しても被写体側には、 "被像権" という権利もあるわけで、あまり安直なショットを重ねていると思わぬトラブルを招きかねない。
ところで、最近、なるほどと思ったのだが、 "ケータイ・デジカメ" の "シヤッター音" に "無音" というチョイスは無さそうなのである。上記のような輩がいるのだとすれば、それがメーカー側にとっての "正解" だということになりそうだ...... (2008.08.03)
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