おふくろと二人だけで、盆前の墓参りに行って来た。
暑いの何のといったらなかった。今日は全国的な晴れ、各地で最高気温となりそうだとの予報もあったその正午近くの頃であったので、まさにうだるような暑さであった。
例年、盆の前に墓参りをすることになっている。
昨晩、おふくろからの電話で、急遽、その予定を今日とした。実を言うと、暑さのせいか、墓参りのことは失念していたのだった。
今日は、三回目の金曜日(夏休み)であり、さてさてどう過ごそうかと昨夜は考えていたところであった。気分転換のために、熱中症の危険を冒して江ノ島へのサイクリングでも敢行しようかと考えたりもしていた。
が、そこへ墓参りの予定が舞い込んだので、恙無く、穏やかに最後の夏休みの予定が埋まってしまったというわけである。
が、急なことなので、家人は調整不可ということとなり、結局、自分とおふくろとの二人で出向くこととなったのだった。
"真昼の決闘" のように、頭上にギラギラと照りつける太陽を仰いで、墓の掃除やら、献花、お供えなどを、まるで滝のように汗をかきながら手際よくこなした。
寺は、盆の墓参りとしてはやや早かったせいか、訪れていた者もほとんどいなく閑散とした空気に包まれ、まるで "貸切" といった雰囲気であった。
寺を出た後、時刻は、丁度昼食時であったのでどこかでさっぱりとした "冷し中華そば" でも食べようかということになった。ところが、昼飯時だというのに、16号線がどういうわけかメチャクチャに混んでいたものである。せっかく静かな墓参りで気分が落ち着いたというのに、理不尽な渋滞ですっかり気分が乱されて残念であった。
そう言えば、名古屋に住んでいた30年前の盆休みには、渋滞の激しい東名高速道路を、オンボロカローラで東京へと帰省したものだ。エンジン音が物凄く、クーラーも効かない中古車なのであった。まさに若さ故に可能であった暴挙だと思い起こした。
しかし、現在は、どういうものかクルマとかドライブは好きだとは言えない。まして、渋滞する道路環境ほど不愉快なものはないと感じたりしている。
まあ、今日は、暑い暑いと言って所在無く過ごしがちな夏休みに、墓参りという "大義名分" が与えられたということになろうか...... (2008.08.08)
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