薄ら涼しい、寒いというよりも、"薄ら寂しい" ? ......

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 また天気の話から始まるが、今日の天気は、涼しいとか薄ら寒いとかというよりも、 "薄ら寂しい" といった雰囲気であろうか。景気状況のことである。
 日経平均は200円以上の反発を見せたが、最近のこうした反発は実に "虚しい" 印象を与えずにはおかない。<前週末の米株式相場が大幅上昇したほか、原油先物相場の下落、円安・ドル高の進行など、外部環境の改善を好感>( NIKKEI NET 2008.08.25 )とあるものの、そのいずれもが額面通りには受け入れ難いからだ。米国相場にしても、全く方向感を失い一喜一憂の動作に陥っている。原油先物相場もまったく同様であろう。為替相場にしても、さまざまな観測が飛び交い、まさに刹那的な上下動を繰り返している。
 だから、そんな中での<外部環境の改善>云々という表現がほとんど重みを持たず、それゆえに、<反発>という結果にしてもほんの束の間のパフォーマンスにしか見えないわけだ。

 サブプライム問題でとんでもない金融不安を持ち込んだ米国経済によって、今後の世界経済は低迷が長期化すると推定されている。
 そんな中で、新興国の発展状況や、北京オリンピックの経済効果などだけが今年の経済状況の牽引役になるだろうと期待されてきた。しかし、聞くところによれば、オリンピック効果も今ひとつ燻った水準だったとかであるし、中国の経済状況が "おかしく" なり始めている事実は、中国政府自体が認めはじめていそうな気配だ。とにかく中国経済は、バブルと "インフレ" 傾向とが強まっているようで、その傾向は原材料の高騰傾向に加えて、発展地域の人件費高騰などによってコントロールしにくい様相を帯び始めているとも言われている。
 こうした動きは、中国のみならず周辺のベトナムにも波及しているようであり、新興国経済圏を不安定にしているようだ。また、新興国インドにしても、米国経済に大きく依存してきた結果、ここに来てマイナス・リアクションを受けることになっているらしい。

 いずれにしても、重荷を背負った世界経済に対して、憂える者はいても楽観視する者は少ないのが現状であろう。そして、国内経済にしてもいよいよ "公式的" な停滞経済、手痛い経済に突入しているわけである。
 そんな山ほどの懸念が立ちはだかっているだけに、オリンピックというような祭り、宴が手仕舞われ、そして今日のような白けた天候を迎えると、どうしたって "薄ら寂しい" といった愚痴っぽい表現になってしまうわけだ...... (2008.08.25)

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