人品骨柄の "表面加工" も中身が良く見えるように ......

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  "ラミネート加工" という意外と便利なものがある。フォト関係が好きな自分は、A4大、B5大にプリントアウトした自作の写真を、 "ラミネート加工" を施して飾ったりしている。 "額" に入れるほどのことがなくて、さりとて印刷したままだでの劣化を嫌う場合、手頃な処理となるのだ。
 出来上がりは、気の利いた "下敷き" のような雰囲気となり、もちろん印刷物は "真空状態" で密閉されるため扱いやすいし、丈夫なことこの上ない。社員証だとか会員証などは早くからこの加工法が使われてきたものだが、最近では、いろいろなショップでポスターとか、お品書きなどにも使われて重宝がられているようである。
 自分も、写真以外で、ちょいとした "マニュアル" めいたものの印刷物を "ラミネート加工" して書棚に挟み込んだりして活用している。
 この加工は、実用的であるのは当然として、加えてちょいと "バリュー感" の加わるのがうれしい。ハンドメイドのものが、何となく "製品" めいた感触となるのがおもしろい。いろいろと "手製自作" をする自分としては、妙に頼り甲斐があったりする。
 そんなわけで、時々、 "ラミネーター" を起動させて "ラミネートごっこ" をして悦に入っている。

 これと同様なものに、 "シュリンク包装" というものがある。これを身近に知ったのは、かつてパソコンショップを併設していた頃、PCの中古パーツやCDをこの方式で処理したことによる。ちょいと "見栄え" が良くなるとともに、弄り回す客に対する一種のプロテクトの役も果たすから適しているわけだ。現在でも、小物を扱う中古販売店とかでは大いに利用されている。書店でも、マンガ本などにこうした "包装" がなされていたのを見たことがある。なるほど、と思えた......。
 この "シュリンク包装" というのも原理は至って簡単なものである。小物などを "シュリンクフィルム" という袋状の透明フィルムの筒に入れて、 "シーラー" と呼ばれる加熱器で袋状の片方の開いている側をくっつけて閉じてしまうのだ。そして、小物が中に入って密閉されたフィルムの包装全体に、今度は "ドライヤー" で熱を加えてそのフィルムを "シュリンク" させる、つまり "縮ませる" のである。そうすると、透明フィルムが中の小物に隙間なく密着して、全体を実にスマートに包装してしまう、というわけである。
 実際、やってみると簡単なようで実はやや難しい。 "ドライヤー" での熱の加え方に慣れが必要であり、最初はどうしても加熱させ過ぎて、フィルムに "穴" を開けてしまいがちなのである。
 が、習熟すると綺麗に出来上がり、フィルムによる "光沢" がこれまた "バリュー感" をもたらしてくれて、中の物を引き立たせる、ということになる。中古であるはずのモノが中古ではないかのような雰囲気をかもし出すからおもしろい。
 現在、仕事上で、CDを顧客に提供しなければならない時などに、時々CDケースをこの "シュリンク包装" で処理している。モノだけをビニール袋などに袋詰めして提供するのに比べると、多少なりともスマートな雰囲気となるからである。

 モノの価値は "中身" 次第であることは言うまでもない。しかも、ソフトなどはそのコンテンツの質こそが問題とされて当然である。
 しかし、昨今では "人は見かけや外見で決まる......" という荒っぽい風潮が支配しているご時世でもある。
 スマートさ、堅牢さを売りとする "ラミネート加工" や "シュリンク包装" など、中身を引き立てて、先ず先ず手頃な処理方法は、もっと活用されて良さそうに思う。詐欺めいた人品骨柄の "表面加工" ばかりが、目を覆いたくなるほど先鋭化してしまっているのだから...... (2008.09.24)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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