よんどころなく拾って "保護観察中" の子猫、 "みみ(耳)ちゃん" のその後についてである。何と、 "貰い手" が見つかったのである。
町田市が実施している "ペット" の "斡旋(仲立ち)" というようなシステムがあるようなのだ。先週、家内や息子がその場に参加して、 "みみちゃん" を "展示(?)" したところ、奇跡的に "貰い手" が現れたのだ。
ただ、2回目の予防注射を済ませてから "貰われる" ことになっているようで、今度の日曜日あたりがその日となる予定だという。
もうすっかりわが家に慣れてしまい、また、自分を含む家人たちも情が移っている状態である。ならば、このまま "保護観察中" をエンドレスとしても良さそうなものだが、それがそうは行かないのである。
以前にも書いたとおり、わが家には、内猫が2匹に外猫が2匹いる。そのいずれもが、よんどころなく現在に至っているものたちばかりであり、 "氏素性" は甚だ心もとないものたちばかりである。それはそれでいいのである。
ただ、どうも "みみちゃん" は、内猫の片方にひどく毛嫌いされており、やがては慣れるものかと密かに期待していたのだが、そうではなかったのである。 "みみちゃん" の方は、何かと "古参" 猫に気に入られようと自ら近寄ってみたりするのだが、 "偏屈もの" の "古参" 猫は、そうした接近をフーッと威嚇してことごとく撃退する。さらに、追いかけ回して、今にも噛み付かんばかりの憤りを見せるのである。
しかも、その "偏屈もの" は、最近では、 "みみちゃん" の "保母さん" 役を果たして一日中面倒を見ている内猫のもう片方の猫にまで八つ当たりをし始めたのである。何であんなやつと一日中ベタベタしているんだ、と言わぬばかりなのである。
というような事情から、 "保護観察" の継続は事実上 "絶望的" となったのである。しかし、 "貰い手" 探しの方だって、これに負けないほどに "絶望的" なはずであった。
今どきは、どうも "子犬" の "貰い手" は多くても、 "子猫" の "貰い手" は思いの外難航するようだ。まあ、よほどの "べっぴんさん" 猫であれば別かもしれないが、当の "みみちゃん" は、何の変哲もない並みの器量なのである。
だから、前述の "展示会" に連れて行くという話が持ち上がった際にも、全く期待できずにいたのだった。
ところが、そんな "みみちゃん" が "欲しい" という人(ご家族)が登場したので、驚きだったのだ。
聞くところによれば、 "貰い手" さんは、ご主人が外国出身で、奥さんと小学生の男の子という三人家族だという。ご夫婦は前から猫を飼ってきた経緯があるとかだが、今回は、男の子が望んでいるらしい。友だちが欲しいという意向のようにも思える。
その "展示会" から一週間以上経過したようだが、その間に、子猫の "みみちゃん" は、結構、発育を重ねて手足などが随分と長くなったようである。その男の子の記憶にある "子猫" とあまり異なってしまったら、 "返品(?)" の恐れはないものかと余計な心配をしたりしている。まあ、 "出戻り" ならそれはそれでしょうがないか、と覚悟はしているのだが…… (2009.02.03)
コメントする