日もとっぷりと暮れたつい先ほど、昼ごろから悪戦苦闘していたとある技術的な課題が解決した。
せっかく根をつめてやってきた作業であったが、ほとほと参っていた。もう、そろそろ今日は手仕舞うかなとも思いながら、それでも可能性がありそうで、まだチェックしていなかった箇所を "ダラダラ" とやり続けていた。まさに、こうなると "ダラダラ" という表現以外に当てはまるものがなさそうであった。
が、その、ほとんど "ラストトライ" ともいえるとあるチェックが、 "あっ" と驚く結果をもたらしたのだった。昨日から今日と、 "思い描き待ち望んできた結果" が見事到来したのである。
まあ、言っておけば、かと言って大したことではないのだ。確かに、自身にとっては望外の喜びには違いないが、それは何週も遅れながらゴールに到達したランナーのようなものであり、要するに、所定の知識が不足していただけのことだとは自覚している。
しかし、振り返ると、自分のPC関連の技術的経験というものはほとんどが "独学" であり、だから世に言う "我流" そのものである。ただ、結構、推理力(洞察力とまでは言わないが)が旺盛であり、また "しつっこい" 性格も手伝って、こういうかたちに持って行きたいと考え始めると二、三日はもちろんのこと、一週間でもその "暗礁" の上に座り込むタイプなのである。
そして、今回も"暗礁" の上で開き直ることになりそうかと懸念していたのだったが、何とか "思い描き待ち望んできた結果" にたどり着くことができた。
当初からの到着点にたどり着けない場合には、二番手のターゲットで甘んじるという選択肢も用意しないわけではない。今回も、 "ダラダラ" とやっていた最中に、頭の中でチラチラと考えたりはしていた。だが、その選択は自分にとっては、結構、屈辱的なもの以外ではない。それなりに腐心したのであれば、やはり、 "あっ" という瞬間を得たいし、きっと展開しているはずである "脳内でのドーパミン放出" の瞬間をわがものとしたいわけなのである。これこそが、何よりも熱いコーヒーの美味さを引き立ててくれるのだから…… (2009.02.08)
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