今日の陽気は一体どうしたというのだろうか。春を通り越し、まるで初夏のようでさえある。南方の空気を運んできたせいか、これまでの空気とは異なっているようだ。
瑞々しいような香りまでして、思わず自然に親しんでいた子ども時代の記憶が蘇ってきたりした。そして、こんなふうに、人を和ませるようなそんな自然が守られなくてはいけない、というようなことまで考えた。
人間界の "弱肉強食" 環境がますます悪化したとしても、それを埋め合わせて余りあるような自然界の "寛大さ" が人々を等しく包み込んでくれるならば、どんなにか救われるだろうかと......。
瑞々しいような香りまでして、思わず自然に親しんでいた子ども時代の記憶が蘇ってきたりした。そして、こんなふうに、人を和ませるようなそんな自然が守られなくてはいけない、というようなことまで考えた。
人間界の "弱肉強食" 環境がますます悪化したとしても、それを埋め合わせて余りあるような自然界の "寛大さ" が人々を等しく包み込んでくれるならば、どんなにか救われるだろうかと......。
しかし、考えてみれば、今日の季節外れの暖かさにしても、これを単純に自然からの恵みだとばかりは言っていられないような気もする。やはり、 "地球温暖化" 現象の一端なのではなかろうか、と。
日本海側とは裏腹に、太平洋側では例年になく "積雪" が少なく、雪祭りやスキー競技などにも支障が出ているとも聞く。確実に、常温が上昇してきている気配を感じざるを得ない。
たぶん、寒い、暑いの日常会話のレベルで済ませている能天気さとは次元の異なるところでは、異常気象と呼ばざるを得ないような危機的現象がさまざまなかたちで出現しているのであろう。地球上の生態系が、 "静かな悲鳴" を上げつつ崩れはじめているに違いない。それらがどんな異常事態をもたらすのか、実のところつぶさには実感できないだけに、空恐ろしい気がするものだ。
金融危機、経済危機の煽りで、われわれは日々の経済生活を途方もなく脅かされていて、気持ちにほとんど余裕がなくなっているはずである。そんな中で、地球規模での自然破壊の問題をまで視野に入れるのはかなり難しいことだろうとも思われる。
しかし、どうも問題は、いたるところに "楔(くさび)" が打ち込まれている点にありそうな気がしてならない。個人の経済生活の苦境と公共的問題とが結節点を持ち得ないようにどこかに打ち込まれた "楔" 、企業活動と地球環境悪化の問題とが同一地平に置かれないように打ち込まれている "楔" ......。
多分、こうした諸々の "楔" が取り除かれるならば、人は、どんなに広大な広がりを持つ地球の環境であっても、十分に "イマジン" することができ、 "気遣う" ことができそうだと思える。
無数の "楔" を打ち込み、人々の "イマジン" を意図的に妨げている仕打ちや仕組みにこそ、併せて視線を向けるべきなのであろう...... (2009.02.14)
日本海側とは裏腹に、太平洋側では例年になく "積雪" が少なく、雪祭りやスキー競技などにも支障が出ているとも聞く。確実に、常温が上昇してきている気配を感じざるを得ない。
たぶん、寒い、暑いの日常会話のレベルで済ませている能天気さとは次元の異なるところでは、異常気象と呼ばざるを得ないような危機的現象がさまざまなかたちで出現しているのであろう。地球上の生態系が、 "静かな悲鳴" を上げつつ崩れはじめているに違いない。それらがどんな異常事態をもたらすのか、実のところつぶさには実感できないだけに、空恐ろしい気がするものだ。
金融危機、経済危機の煽りで、われわれは日々の経済生活を途方もなく脅かされていて、気持ちにほとんど余裕がなくなっているはずである。そんな中で、地球規模での自然破壊の問題をまで視野に入れるのはかなり難しいことだろうとも思われる。
しかし、どうも問題は、いたるところに "楔(くさび)" が打ち込まれている点にありそうな気がしてならない。個人の経済生活の苦境と公共的問題とが結節点を持ち得ないようにどこかに打ち込まれた "楔" 、企業活動と地球環境悪化の問題とが同一地平に置かれないように打ち込まれている "楔" ......。
多分、こうした諸々の "楔" が取り除かれるならば、人は、どんなに広大な広がりを持つ地球の環境であっても、十分に "イマジン" することができ、 "気遣う" ことができそうだと思える。
無数の "楔" を打ち込み、人々の "イマジン" を意図的に妨げている仕打ちや仕組みにこそ、併せて視線を向けるべきなのであろう...... (2009.02.14)
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