歩道を散歩させてもらっている犬たちを見て、思わずひとり笑いを堪えた。
今どきのワンちゃんたちは、犬のくせして "猫っ可愛がり" されているものだ。自分が出会った二匹のご一行も、お揃いの "シャツ" 、野球のユニフォームをデザインしたものを着せられていた。まあ、どうということもないのだが、両腕を通し、背中や腹がそれで被われているわけである。
その時、ふと馬鹿げたことを考えてしまった。こいつらがもし人間の子どもなら、「頭隠して尻隠さず」ということになるなぁ......。 "ふりチン" の子を大いばりで往来を連れてあるくかなぁ......?
そう思うと、無性に可笑しさがこみ上げてきて、ひとり笑いを堪えるはめになってしまったのだ。ワンちゃんたちのまるで無頓着な顔つき(当たり前だが)を見るにつけ、さらに可笑しくてたまらなくなっていた。
今どきのワンちゃんたちは、犬のくせして "猫っ可愛がり" されているものだ。自分が出会った二匹のご一行も、お揃いの "シャツ" 、野球のユニフォームをデザインしたものを着せられていた。まあ、どうということもないのだが、両腕を通し、背中や腹がそれで被われているわけである。
その時、ふと馬鹿げたことを考えてしまった。こいつらがもし人間の子どもなら、「頭隠して尻隠さず」ということになるなぁ......。 "ふりチン" の子を大いばりで往来を連れてあるくかなぁ......?
そう思うと、無性に可笑しさがこみ上げてきて、ひとり笑いを堪えるはめになってしまったのだ。ワンちゃんたちのまるで無頓着な顔つき(当たり前だが)を見るにつけ、さらに可笑しくてたまらなくなっていた。
今日の新聞種で、 "ペット" たちの異常とも思える "人気ぶり" を改めて思い知らされた。
<ワンニャン駅長、地方鉄道の救世主に...岩手・福島・和歌山>(2009年2月16日 読売新聞)がそれである。
<岩手、福島、和歌山3県の犬猫駅長たちが無名駅を全国区の人気に押し上げている。
ひなびた駅は今や観光名所。経営難に苦しむ第3セクター鉄道やローカル私鉄にとって、久々の明るい話題だ。
制服を着込んだヨークシャーテリアがとことこ駆け寄る。ホームに降りた客たちの顔がほころぶ。「マロン」が昨年6月から名誉駅長を務めるいわて銀河鉄道奥中山高原駅(岩手県一戸町)は、盛岡駅から50分。付近に著名な神社もなく、例年なら静かな正月も、今年は違った。
マロン目当てに連日約50人が下車。大阪や北海道から来る人もいる。マロンの携帯ストラップ1000個は半年で完売、昨年11月出版の写真集も初版8000部が間もなく売り切れる。......>(同上)
自分も、犬や猫たちを可愛いと思う。散歩中によその猫がくつろいでいるのを見かけたりすれば舌を鳴らして注意を向けさせたりもするし、気分の変わる旅行先で見かけたりすればなおのこと近寄ってみたりもする。
しかし、彼らは自然な様子こそが可愛いのであって、ムリやり "制帽" を被らせて "駅長" でござい、となると、ほとんど "見世物" 以外の何ものでもなかろう。これは、 "渇! この不埒者めが!" と叫ばねばなるまい。
よほど今どきの人々は "人間不信、人間嫌い" に陥っているとしか言いようがない。そして、そうした風潮をも逆手に取ってビジネスの一助にするものだから、ますます、 "ふりチン" だろうが何だろうがお構いなしであるその無頓着さが買われて、ペットたちが大持てになるのであろうか...... (2009.02.16)
<ワンニャン駅長、地方鉄道の救世主に...岩手・福島・和歌山>(2009年2月16日 読売新聞)がそれである。
<岩手、福島、和歌山3県の犬猫駅長たちが無名駅を全国区の人気に押し上げている。
ひなびた駅は今や観光名所。経営難に苦しむ第3セクター鉄道やローカル私鉄にとって、久々の明るい話題だ。
制服を着込んだヨークシャーテリアがとことこ駆け寄る。ホームに降りた客たちの顔がほころぶ。「マロン」が昨年6月から名誉駅長を務めるいわて銀河鉄道奥中山高原駅(岩手県一戸町)は、盛岡駅から50分。付近に著名な神社もなく、例年なら静かな正月も、今年は違った。
マロン目当てに連日約50人が下車。大阪や北海道から来る人もいる。マロンの携帯ストラップ1000個は半年で完売、昨年11月出版の写真集も初版8000部が間もなく売り切れる。......>(同上)
自分も、犬や猫たちを可愛いと思う。散歩中によその猫がくつろいでいるのを見かけたりすれば舌を鳴らして注意を向けさせたりもするし、気分の変わる旅行先で見かけたりすればなおのこと近寄ってみたりもする。
しかし、彼らは自然な様子こそが可愛いのであって、ムリやり "制帽" を被らせて "駅長" でござい、となると、ほとんど "見世物" 以外の何ものでもなかろう。これは、 "渇! この不埒者めが!" と叫ばねばなるまい。
よほど今どきの人々は "人間不信、人間嫌い" に陥っているとしか言いようがない。そして、そうした風潮をも逆手に取ってビジネスの一助にするものだから、ますます、 "ふりチン" だろうが何だろうがお構いなしであるその無頓着さが買われて、ペットたちが大持てになるのであろうか...... (2009.02.16)
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