"悪貨は良貨を駆逐する" かのような環境での "ＳＥＯ" 対策！ ......

　ふと、浮かぶ言葉があった。 "悪貨は良貨を駆逐する" という良く知られた言葉である。つまり、現在の "検索至上主義" 的なウェブ環境にあっては、ＨＰは、とにかく "検索結果リスト" に引っ掛からなければ、どんなにそのコンテンツに労を注ごうが、ほとんど報われないという可能性が高いようだ。
　その逆に、これは多くのＨＰで見かける嘆かわしいことなのであるが、 "検索結果リスト" の上位ではあっても、何ともそのコンテンツがお粗末だという現象なのである。実質的な内容よりも、とにかく "検索" にヒットしてビジネスチャンスを確保しようという姿勢がありありのようである。
　実情のすべてがこのようだとは言わないが、現行の "検索システム" 体制に、 "スパム" 的な仕掛け行為を見逃してしまう余地が残されているのも事実のようだ。中には、ただただ "検索結果" の順位を上げるために、海外サイトを利用したりして "偽装工作" をするケースもあるとも聞く。
　まさに、性質の悪いＨＰである "悪貨" が、まともなＨＰである "良貨" を "駆逐" するような風潮がないではない。

　ただ、こんなことはこの現実の世界では至るところで発生しているわけであり、目くじらを立ててもしょうがないのかもしれぬ。 "選挙" にしたところが、中身は疑問だらけであっても、ただただ "知名度" が高ければヒットしてしまう情けない実情だってあるわけである。誰がどうだとまでは言及しないが......。
　しかし、現実がこんな風だからといって、無為無策で傍観していていいというのもやはり問題であるはずだろう。 "正攻法" としての "手を尽くす" ことの必要性を言っているのである。
　コンテンツや内容だけで勝負するのだ、と力むのではなく、今や、誰も彼もが実践しているであろう "ＳＥＯ" の基本に、やはり忠実であるべきだ、と......　(2009.03.30）