久しぶりに近所にあるビデオ・レンタルに足を運んだ。
今日は、アンマ・チェアに座って背中を揉み解すしかないようだったからだ。昨日あたりから、背筋の "筋違い" にでもなったのか、やたら肩甲骨付近が痛んでならない。
＜久々に身体各所に "ホンネ" を吐く機会を？＞なんぞと言っていたら途端に "ホンネ" をぶつけられたようで参ってしまった。
それで、アンマ・チェアなのであり、だから "ビデオ" でも観るか......になったのである。
ところで、ビデオを借りることは嫌いではないのだが、年に何度も借りないようである。今日も、予想どおりのことを言われてしまった。
「お客様、カードの方が切れておりますので更新いたしましょうか？」と。何だか、訪れるたびに言われているような印象があるところをみると、まさに年に一、二度くらいしか利用しないのかもしれない。
今日は、アンマ・チェアに座って背中を揉み解すしかないようだったからだ。昨日あたりから、背筋の "筋違い" にでもなったのか、やたら肩甲骨付近が痛んでならない。
＜久々に身体各所に "ホンネ" を吐く機会を？＞なんぞと言っていたら途端に "ホンネ" をぶつけられたようで参ってしまった。
それで、アンマ・チェアなのであり、だから "ビデオ" でも観るか......になったのである。
ところで、ビデオを借りることは嫌いではないのだが、年に何度も借りないようである。今日も、予想どおりのことを言われてしまった。
「お客様、カードの方が切れておりますので更新いたしましょうか？」と。何だか、訪れるたびに言われているような印象があるところをみると、まさに年に一、二度くらいしか利用しないのかもしれない。
今日は、 "レッド・クリフ PartⅠ" がそろそろ "空いている" 頃だろうと見込んで出向いた。 "レッド・クリフ" と称される戸惑うのだが、要するに "三国志" で有名なあの "赤壁の戦い" のことなのである。
世の年配者たちがそうであるように、自分も "三国志" には思い入れをしてきた方である。読み物として楽しんだほかに、ＮＨＫの "人形劇" （島田紳介がキャスター)では人形造形の素晴らしさもあって、惹かれて楽しませてもらったものだ。
これまでに中国 "原産" 映画の "三国志" も観た覚えがあるがどうも今ひとつの記憶しかない。 "人形劇" の方がはるかに見応えがあったりした。
では、この "レッド・クリフ" はどうといえば、まさに "ゲーム" タッチの "エンターテイメント" そのものであり、とても中国映画とは思えなかった。
とにかくスピード感が凄まじい。黒澤映画で見るような大スペクタクルの人海戦術場面（軍の布陣など）がしばしば出てきて、多分、実写なのだろうと思えるが、そんな場面とてコンマ何秒というシーンで過ぎ去ってしまう。また、壮絶な合戦場面もジャッキー・チェン映画さながらの高速で処理される。
全体的に、シーンの変化や画面処理が非常に高速であり、またこれに合わせたＣＧも至るところに挿入されていて、あたかも "コンピュータ・ゲーム" でもしているかのような感触を与える。
確かに、ストレスが溜まり切って頭や心の内部が "もつ煮込み" のごとく掴み所がなくなってしまっている昨今の人間には、こんな超スピード感で迫られない限りストレス解消、感情浄化がなされないのかもしれない。スッキリしないのかもしれない。そんな風に思わされた。
ただ、見終わって思ったことは、やはりこうした "タッチ" で運ばれてしまうと、本来 "三国志" が秘めているはずの、そこはかとない劉備の "義" にしても、孔明の "智" にしても背後に追いやられて霞んでしまうことは否めないようだ。
まさに、曰く言い難い思いを滲ませてあまりある "赤壁の戦い" ではなく、観ている時だけハラハラさせられて引き込まれる映画、 "レッド・クリフ" なのであろう。
まあ、現代という時代はそうしたもので埋め尽くされていると言えばそうであるに違いないのだが...... (2009.04.04）
世の年配者たちがそうであるように、自分も "三国志" には思い入れをしてきた方である。読み物として楽しんだほかに、ＮＨＫの "人形劇" （島田紳介がキャスター)では人形造形の素晴らしさもあって、惹かれて楽しませてもらったものだ。
これまでに中国 "原産" 映画の "三国志" も観た覚えがあるがどうも今ひとつの記憶しかない。 "人形劇" の方がはるかに見応えがあったりした。
では、この "レッド・クリフ" はどうといえば、まさに "ゲーム" タッチの "エンターテイメント" そのものであり、とても中国映画とは思えなかった。
とにかくスピード感が凄まじい。黒澤映画で見るような大スペクタクルの人海戦術場面（軍の布陣など）がしばしば出てきて、多分、実写なのだろうと思えるが、そんな場面とてコンマ何秒というシーンで過ぎ去ってしまう。また、壮絶な合戦場面もジャッキー・チェン映画さながらの高速で処理される。
全体的に、シーンの変化や画面処理が非常に高速であり、またこれに合わせたＣＧも至るところに挿入されていて、あたかも "コンピュータ・ゲーム" でもしているかのような感触を与える。
確かに、ストレスが溜まり切って頭や心の内部が "もつ煮込み" のごとく掴み所がなくなってしまっている昨今の人間には、こんな超スピード感で迫られない限りストレス解消、感情浄化がなされないのかもしれない。スッキリしないのかもしれない。そんな風に思わされた。
ただ、見終わって思ったことは、やはりこうした "タッチ" で運ばれてしまうと、本来 "三国志" が秘めているはずの、そこはかとない劉備の "義" にしても、孔明の "智" にしても背後に追いやられて霞んでしまうことは否めないようだ。
まさに、曰く言い難い思いを滲ませてあまりある "赤壁の戦い" ではなく、観ている時だけハラハラさせられて引き込まれる映画、 "レッド・クリフ" なのであろう。
まあ、現代という時代はそうしたもので埋め尽くされていると言えばそうであるに違いないのだが...... (2009.04.04）
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