今日は、初夏の休日でもあるから、仕事の方は手際よく済ませて後はのんびりとしようかと思っていた。が、結局は、いつもと同じような推移となってしまった。
いくらでもやるべき事があるのだから、よほどその気にならなければ作業に区切りをつけることにはなりそうもない。
厄介なのは、何か目に見える形の完成を目指しているというよりも、とある技術ジャンルについての、自身の "理解度と習熟度" の向上をターゲットにしているため、いくらでもやるべきボリュームは拡大して行くことになる。
しかも、理解度と習熟度の向上とともに、見えるべきものが見えてもくるため、ますます興味が強まって行くため、時間と体力さえあればいくらでも "はまり込んで" 行けるかのようなのである。
いくらでもやるべき事があるのだから、よほどその気にならなければ作業に区切りをつけることにはなりそうもない。
厄介なのは、何か目に見える形の完成を目指しているというよりも、とある技術ジャンルについての、自身の "理解度と習熟度" の向上をターゲットにしているため、いくらでもやるべきボリュームは拡大して行くことになる。
しかも、理解度と習熟度の向上とともに、見えるべきものが見えてもくるため、ますます興味が強まって行くため、時間と体力さえあればいくらでも "はまり込んで" 行けるかのようなのである。
ところで、この間、自分にとっては "理解度と習熟度" を高めるという、そんな課題に挑戦してみると、 "理解する" ということやスタデイするということ自体について改めて目を向けている。
そして、つくづく実感することが二つある。
その一つは、新しいことを "理解する" ということは、取りも直さず自身の(脳)内部に蓄積した知識その他の既存物との激しい "軋轢" を調整することなのかな、という点である。つまり、自分にとって "新しい" 知識などは、当然、これまでに内部化している知識とぶつからないわけがない。もし、そうしたことが起きないならば、今遭遇している知識は新しくも何でもないということになる。
自分にとって新しいと見なせる知識とは、内部に取り込み済みの知識とは大きく異なっているもののことであろう。だからこそ、 "理解する" ことに骨が折れるわけだ。
そして、こうした困難さを生み出す原因の大半は、目の前に現れた新しい知識の新規性や複雑性に起因するよりも、内部化されている既存の知識などが、ことさらに "騒いで" 、時として排斥しようと "抵抗する" ことにありそうな気がしている。
この辺は、まさに、一般的な組織や社会に、 "新制度" などが導入されようとした際に、既存の者たちが "騒いで" 、 "抵抗する" こととよく似ているようだ。
何かを学ぶ際、より若かったり幼かったりする時期の方がスムーズなのは、実のところこうした内部化された知識による "抵抗" の少ない方が、新規の知識の内部化が果たされ易いからだということになりそうである。
また、ついでながら言えば、 "抵抗する" のは既存の知識なのであるが、その中でも性質が悪いのは、 "先入観・偏見" といったものたちであるのかもしれない。これらは、自分たちが立ち退く可能性のある事態に対してことさらに過敏となるからである。
こうしたことから、新しい事柄を、順調に "理解" して行くためには、自身の(脳)内部をじっくりと振り返る前提作業も必要かと思っている。当該の新しい対象に闇雲に飛びつく前に、自分は今までそうした対象近辺の事柄にはどんな知識を持っていたのかとか、どんな考え方をとりがちだったのか......、とかである。これらが整理、自覚されていると、当該の新しい対象の姿が意外とよく見えてきそうだからである。
で、もう一つの点に移るが、それは、上述したことでも推測されそうであるが、 "理解する" ということは、決して、ＰＣなどに新しいデータを入力するというような機械的な事柄ではなく、どちらかと言えば、 "植物栽培" のごとく新しい植物を "根付かせる" ための営為が必要であるように実感している点だ。これについては、日を改めて書くことにする...... (2009.04.29）
そして、つくづく実感することが二つある。
その一つは、新しいことを "理解する" ということは、取りも直さず自身の(脳)内部に蓄積した知識その他の既存物との激しい "軋轢" を調整することなのかな、という点である。つまり、自分にとって "新しい" 知識などは、当然、これまでに内部化している知識とぶつからないわけがない。もし、そうしたことが起きないならば、今遭遇している知識は新しくも何でもないということになる。
自分にとって新しいと見なせる知識とは、内部に取り込み済みの知識とは大きく異なっているもののことであろう。だからこそ、 "理解する" ことに骨が折れるわけだ。
そして、こうした困難さを生み出す原因の大半は、目の前に現れた新しい知識の新規性や複雑性に起因するよりも、内部化されている既存の知識などが、ことさらに "騒いで" 、時として排斥しようと "抵抗する" ことにありそうな気がしている。
この辺は、まさに、一般的な組織や社会に、 "新制度" などが導入されようとした際に、既存の者たちが "騒いで" 、 "抵抗する" こととよく似ているようだ。
何かを学ぶ際、より若かったり幼かったりする時期の方がスムーズなのは、実のところこうした内部化された知識による "抵抗" の少ない方が、新規の知識の内部化が果たされ易いからだということになりそうである。
また、ついでながら言えば、 "抵抗する" のは既存の知識なのであるが、その中でも性質が悪いのは、 "先入観・偏見" といったものたちであるのかもしれない。これらは、自分たちが立ち退く可能性のある事態に対してことさらに過敏となるからである。
こうしたことから、新しい事柄を、順調に "理解" して行くためには、自身の(脳)内部をじっくりと振り返る前提作業も必要かと思っている。当該の新しい対象に闇雲に飛びつく前に、自分は今までそうした対象近辺の事柄にはどんな知識を持っていたのかとか、どんな考え方をとりがちだったのか......、とかである。これらが整理、自覚されていると、当該の新しい対象の姿が意外とよく見えてきそうだからである。
で、もう一つの点に移るが、それは、上述したことでも推測されそうであるが、 "理解する" ということは、決して、ＰＣなどに新しいデータを入力するというような機械的な事柄ではなく、どちらかと言えば、 "植物栽培" のごとく新しい植物を "根付かせる" ための営為が必要であるように実感している点だ。これについては、日を改めて書くことにする...... (2009.04.29）
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