夜中に何度も起きる歳になってしまったようだ。もう、就寝したら翌朝まで "特急列車" というわけには行かない。 "各駅停車" というほどにひどくはないが、ほぼ確実に3~4回は起きるので "準急" 並みということになろうか。
その原因が、トイレに行くためだと思い込んでいたものだったが、どうもそうではなく "加齢" による睡眠構造自体の変化ではないかと考えるようになった。
先日、ついに重い腰を上げ、かねてからの "前立腺肥大" について診断してもらいに病院へ行った。二、三年前からそんな症状があり、その時も診断を受けたのだったが、今のところ問題ないでしょう、ということであった。
それで安心していたのだったが、どうも夜中の "準急" 並みが気になっていた。もし、効果があるようであれば、多少の痛みをしてでも手術を受けてもいいかもしれないとさえ考えたのだった。
また、先日、TV番組の "ためしてガッテン!" でもやや脅かされてしまったのだった。 "前立腺肥大症" が "加齢" によるものとしても、それに関連した "癌" の発症率が結構高いという話だったのである。気になる人は、血液検査(PSA検査)を受けられてはどうか、というお勧めだったのだ。
その原因が、トイレに行くためだと思い込んでいたものだったが、どうもそうではなく "加齢" による睡眠構造自体の変化ではないかと考えるようになった。
先日、ついに重い腰を上げ、かねてからの "前立腺肥大" について診断してもらいに病院へ行った。二、三年前からそんな症状があり、その時も診断を受けたのだったが、今のところ問題ないでしょう、ということであった。
それで安心していたのだったが、どうも夜中の "準急" 並みが気になっていた。もし、効果があるようであれば、多少の痛みをしてでも手術を受けてもいいかもしれないとさえ考えたのだった。
また、先日、TV番組の "ためしてガッテン!" でもやや脅かされてしまったのだった。 "前立腺肥大症" が "加齢" によるものとしても、それに関連した "癌" の発症率が結構高いという話だったのである。気になる人は、血液検査(PSA検査)を受けられてはどうか、というお勧めだったのだ。
そんなことで、二、三年ぶりで病院に出向くことにした。
その時、自分は根掘り葉掘り医者に尋ねたものであった。 "頻尿" なのかどうかはわからないにしても、夜中の "準急" 並みはどうにかならないものか、 "前立腺肥大症" 向けの手術で "レーザー手術" というのはどんなものなのか、そうした外科手術で夜中の "準急" 並みの問題などは解決できるものか......と。
その際、その医者はかなりの説得力をもって応えてくれた。
先ず、ズバリと聞かれたものであった。
「夜中に目が覚めるのは、尿意を感じて目が覚めるのですか? それとも、目が覚めるからトイレに行くのですか?」
この質問は、意表を衝いていた。自分は勝手に前者だと思い込んでいたわけだが、いざ問われてみると、その点に確証はない。後者である可能性も決して否定できないのだ。
そこで、医者はさらに畳み込むようにして言うのだった。
「歳をとると誰でも睡眠の構造が変化して、最もよく現れるのが短い睡眠ということのようですよ。だから、多分、目が覚めるのが先であって、その際にトイレに行こうとするのではないでしょうか......」
なるほど、と思わざるを得なかった。こうなると、夜店の "香具師" の興味深い話に引き摺られて、急ぐ足をも引き止められてしまうように、自分は耳を傾ける。
"レーザー手術" もいいけれど、それで夜中の "準急" 並みの問題は決して解決しませんよ、請け合います、とまで言うのである。なぜならば、加齢に伴う睡眠構造の変化まで治療することはできないからだ......、と言い放たれてしまうと、勢いよく上げたゲンコの持って行きどころがなくなってしまったような、そんな当惑を禁じ得なかった。
それで、心密かに "決意" までしていた外科手術の件は、そっと背後に隠したのである。そして、念のために、血液検査(PSA検査)をお願いします、と申し出ていた。
その日は、内服薬を試されたらどうかとの勧めを受け、おとなしく帰ったのだった。
で、今日、検査結果を確認することと、内服薬の追加をもらいに再び病院に向かった。幸い、検査結果は "異常なし" というもので、そうだとは思ってはいたものの、やはり安心した。また、内服薬の方は、これが意外と効き目がありそうなのである。長く続けないと効果はわからないという触れ込みではあったが、自分の場合、何となく変化を感じることができているようなのだ。
といっても、 "準急" 並みの睡眠問題はそのままなのであるが、もっと直接的な症状において、おやおや? という効果が表れ始めているようなのである。
医療は "日進月歩" の進展を続けているようで、ガンコな症状も諦めずにいろいろと情報収集をするに越したことはなさそうだ...... (2009.05.29)
その時、自分は根掘り葉掘り医者に尋ねたものであった。 "頻尿" なのかどうかはわからないにしても、夜中の "準急" 並みはどうにかならないものか、 "前立腺肥大症" 向けの手術で "レーザー手術" というのはどんなものなのか、そうした外科手術で夜中の "準急" 並みの問題などは解決できるものか......と。
その際、その医者はかなりの説得力をもって応えてくれた。
先ず、ズバリと聞かれたものであった。
「夜中に目が覚めるのは、尿意を感じて目が覚めるのですか? それとも、目が覚めるからトイレに行くのですか?」
この質問は、意表を衝いていた。自分は勝手に前者だと思い込んでいたわけだが、いざ問われてみると、その点に確証はない。後者である可能性も決して否定できないのだ。
そこで、医者はさらに畳み込むようにして言うのだった。
「歳をとると誰でも睡眠の構造が変化して、最もよく現れるのが短い睡眠ということのようですよ。だから、多分、目が覚めるのが先であって、その際にトイレに行こうとするのではないでしょうか......」
なるほど、と思わざるを得なかった。こうなると、夜店の "香具師" の興味深い話に引き摺られて、急ぐ足をも引き止められてしまうように、自分は耳を傾ける。
"レーザー手術" もいいけれど、それで夜中の "準急" 並みの問題は決して解決しませんよ、請け合います、とまで言うのである。なぜならば、加齢に伴う睡眠構造の変化まで治療することはできないからだ......、と言い放たれてしまうと、勢いよく上げたゲンコの持って行きどころがなくなってしまったような、そんな当惑を禁じ得なかった。
それで、心密かに "決意" までしていた外科手術の件は、そっと背後に隠したのである。そして、念のために、血液検査(PSA検査)をお願いします、と申し出ていた。
その日は、内服薬を試されたらどうかとの勧めを受け、おとなしく帰ったのだった。
で、今日、検査結果を確認することと、内服薬の追加をもらいに再び病院に向かった。幸い、検査結果は "異常なし" というもので、そうだとは思ってはいたものの、やはり安心した。また、内服薬の方は、これが意外と効き目がありそうなのである。長く続けないと効果はわからないという触れ込みではあったが、自分の場合、何となく変化を感じることができているようなのだ。
といっても、 "準急" 並みの睡眠問題はそのままなのであるが、もっと直接的な症状において、おやおや? という効果が表れ始めているようなのである。
医療は "日進月歩" の進展を続けているようで、ガンコな症状も諦めずにいろいろと情報収集をするに越したことはなさそうだ...... (2009.05.29)
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