"自分で自分をほめてあげたい......" との発言が蘇る ......

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 犬などを "調教" する際には、叱ることと同時に "ほめる" ことが重要だそうだ。しかも、上出来の場合には、大げさなほどに "褒める" のが良いとかである。 "条件反射" の構造をしっかりと作ってあげられるからなのであろう。

 今日の新聞記事で次のようなものが目についた。
<「お前、デキるな」でスカッと ほめてくれるサイト評判>( asahi.com 2009.06.02 )というのだが、以下のようなことらしい。
<あなたじゃなきゃダメなの――。「ほめる」をキーワードにしたインターネットのサービスが注目を集めている。「ストレスが吹き飛ぶ」「幸せな気分になれる」などと、会社員や主婦らの人気は急上昇中だ。「成果主義に疲れた現代人は癒やしを求めている」。専門家らはそんな見方をしている。......>(同上)
 わからないではない。しかし、同時に、ここまでの "反応" となると、ほとんど今の人たちは "条件反射" 水準の "動物" と変わらないじゃないか......、と訝しく思えた。
 確かに、人は "ほめられて" 悪い気がしない存在であろう。 "お世辞" とわかっていても、笑顔を返すものだ。人は常に他者から評価されたがり、 "ほめられたがっている" 存在なのであろう。
 また、昨今の世相では "ほめ言葉" や "お世辞" がめっきりと姿を隠してしまった印象もある。<成果主義>というわかったようなわからないような風潮が支配的な環境では、うっかり "ほめて" しまうと "空手形" を与えかねないとでもいうのだろうか。また、人間関係での "苦労人(達人)" たちも少なくなってきたからなのか、挨拶代わりに愛想よく人を "褒める" というような場面もあまり見かけなくなった。

 ただ、いかに "ほめられる" 機会が乏しくなったからといって、意味も、根拠もなく "ほめちぎられる" ことで "歯が浮く" ことなく、それを "癒し" だと感じたり、喜ぶというのは、やはりいかがなものかと思えてしまう。
 以前、スポーツ選手であったかが、 "自分で自分をほめてあげたい......" と発言していたような覚えがある。その時には、その言葉に多少の違和感を感じないわけではなかったが、本筋は間違ってはいないと思えた。他人さまがどう評価するかではなく、自分で自身を "ほめる" ことができれば、つまり "自己評価" できればそれでいいではないか、と思うわけである。ただし、 "自己評価" ができるためには相応の下準備が必要であるのかもしれない。たぶん、それは犬などの動物にはできないはずに違いない...... (2009.06.02)












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