名もない小さな生きものたちがこぞって癒してくれる ......

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 久しぶりに境川遊歩道のウォーキングをした。
 休日返上の事務所通いが続いていたため、ここ最近は土日のこのウォーキングも外すことになりがちであった。
 ウォーキング自体は事務所の近辺のコースで継続させていたが、川の鯉たちへの餌やりが途絶えていたことが気になっていた。すでに、買い置いた食パンの耳が二袋、冷蔵庫の中で二週間以上冷凍されたままとなっていたのだ。
 今朝は、それらを解凍してさいの目状に切り刻み、袋詰めすることから始まった。今日はこれらをたらふく撒いてやろうというつもりとなっていた。
 鯉たちの物覚えがどんなものだかは知らない。しかし、ひょっとしたら、 "ここしばらくあの美味しい餌が降ってこなくなったなぁ......" と嘆いている鯉もいたのかもしれない。
 今日はいつもの倍の量を持ち合わせているので、コースの手前の箇所の鯉たちにも存分に撒いてあげた。
 腹を空かせていたのか、あるいは川の水の水温が上がり、パンの香りが広がりやすいためか、鯉たちの反応はけたたましいものであった。よく、春の産卵期には、川面を跳ね上がるように蠢くものだが、それにひけをとらない騒ぎで応じていた。そしてもその物々しい騒ぎを、離れた場所にいた鯉たちが感づき、猛スピードで現場へと急行するありさまであった。
 いつもは、この騒ぎにも物怖じせずに、川面を漂うパンを目指して "突撃" してくるあのカルガモも、今日は取り付く島がないとばかりに、遠巻きの位置でうろたえている様子であった。
 こうした餌やりをしていると、通り掛かる人の中には笑顔を向けてくる人も少なくない。今日は、中南米出身かと思われる外人さんが、笑みを浮かべて会釈をしていた。 "可愛いもんですよねぇ" とでも言いたげな表情をしていたのが印象的であった。
 そう言えば、貰い手をさがしていたあの拾い猫の "ミミちゃん" を貰ってくれた外人さん宅のことが思い起こされ、 "外人さん=動物好き" とでもいうような思い込みになりかかっていた。

 鯉たちに撒いたパンのかけらをスズメが大事そうに咥えて飛び去って行くのも目に入った。
 こうした餌やりをしながらのウォーキングというのは、身体に良いとともに、世知辛い日常で滅入る気分を、名もない小さな生きものたちがこぞって癒してくれるようだ...... (2009.06.14)












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