オセロゲームのように白黒の勢力関係が反転しがちな現代環境 ......

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 こんなところでも "大手" は貪り、 "零細" は必死で闘っているのだと感じさせられた。相変わらず、事務所内の不用品の整理一掃を図っているのだが、そうした不用品の引き取り・買い取り関連の業者でも、 "大手" と "零細" との対応には大きな差がありそうだ。
 書籍の買い取りについては、とあるチェーン店がほとんど "ゼロ査定" の多いことを書いた。その系列店舗では、いわゆるハード関連も受け入れているが、そこでも限りなく "ゼロ" に近い査定しか行わない。
 まあ、景気が悪くモノの流通が滞りがちなため、中古商品を受ける側も慎重になっていることは想像がつく。
 しかし、比較的 "大手" の部類に属する業者が、下世話な表現をするならば "やらずぶったくり" 的な商法をごり押ししているのは見え隠れしている。
 現在の景気状況の実態を知らされるとともに、そこで蠢く商売人たちのリアルな実態をも学ばせてもらっている。
 常々感じていることなのだが、 "羽振り" の良さが目につく業者というのは、それなりの理由があってのことであり、そしてそれが顧客なり関係者にとって好ましいことなのかどうかは一概に言えないようである。少なくともじっくりと観察すべきではあろう。
 というのも、世の経済はとかく "ゼロ・サム" なのであり、誰かが利を得過ぎれば、誰かが損をして泣くというのが実情のはずである。したがって、こう言っては何だが、 "羽振り" の良い業者の陰には......、という意味なのである。
 昨日のニュースでも、全国チェーンのとあるコンビニが、公正取引委員会からだったか、ある種の指導を受けたとあった。コンビニの各個人経営者たちが、売れ残る弁当などを一般のスーパー並みに時間が来たら値引きできるようにしたいと申し出たところ、センター側は "値崩れ" その他を理由に反対して、売れ残りの損失を各個人経営者たちに振っているとの実情があったそうなのだ。
 ここでも、 "ゼロ・サム" 論理が働いているかのようであり、加えて、膨大な量の食糧がむざむざ廃棄される流れを助長しているとのことである。

 世の中や経済活動の変化には著しいものがある。当面は "羽振り" が良くても、些細な変化の積み重なりによって、まるでオセロゲームのように白黒の勢力関係が反転することも決してめずらしくなくなった。それが、現代という時代環境のはずであろう。
 とかく、 "羽振り" が良い業者やその組織内部には、横柄さと惰性が浸透しがちだと推測される。いや、部外者から見ると、そんな風潮が覗き見え、 "羽振り" 良さに酔っている当事者だけが見えないでいるという図式も大いにありそうではないか。
 零細規模の業者なぞと接していると、彼らはそんな事実をしっかりと見抜き、虎視眈々とその隙を狙っているような雰囲気を感じる...... (2009.06.23)













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