モノの廃棄処分の心地悪さとモノの修理活用の心地良さ ......

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 モノに対する愛着と執着を植え込まれた世代と言えるのではなかろうか、団塊の世代というのは......。
 そんな自分にとって、必要に迫られてのこととはいっても、まだまだ十分に使用・活用できるモノを廃棄処分としなければならない状況というのは心地良くない。
 このところ、そんな心地悪さが続く日々であった。しかも、昨今では、モノの廃棄処分は、愛着のあるモノに対する何がしかの思いを断ち切る苦痛とともに、 "処分費用" までが発生して、まさに踏んだり蹴ったりというか、泣きっ面に蜂だとも言える。
 こうしたことを経験して、振り返ってみれば、ただただ自身のモノの整理・管理の至らなさを痛感せざるを得ない。
 というのも、その時その時にいるもの、いらないものというこまめな判断をして整理していたならば、モノの一斉廃棄処分というような大層なことをしなくても済んだであろうと思えるからである。
 したがって、ひとえに自身の怠惰や、問題先送り姿勢が、事をこじらせたのだと反省するわけである。
 ただ、廃棄処分は廃棄処分であり、またモノを修理して大事に使うこと、それはそれで重要なことに変わりはなかろう。まして、資源の枯渇が問題視されている時代となったのであるから、モノの使用可能性はもっと重視されてよいと思われる。
 最も問題視されてよいのは、十分な使用可能性が残されていながら、諸般の事情で廃棄処分とせざるを得ない成り行きであろう。スペースの問題が大きいし、当該のモノを欲しがっている人の有無が必ずしも必要な時に掌握できない環境というのも残念である。
 そうした事については、ネット環境にしばしば期待が寄せられるものだが、自分の経験から言えば、まだまだネット環境はモノの "リサイクル" に関しては非力である印象が拭えない。 "オークション" などが注目を浴びてはいても、どうであろうか、まだまだ部分的でしかなさそうである。

 モノの廃棄処分で心地悪さを感じることを禁じえない自分にとって、その逆である、モノを修理してモノの "延命" を図ることは、やはり正直言って心地良い。
 今日も、自宅のとある家電製品にちょっとした故障、部分品の破損を修理した。思いのほか手間が掛かり、修理中は、メーカーの "設計思想(?)" を恨んだりもした。なぜ、 "力学的" に考えてもこうした破損が起こりがちなのを、こんな製造方法でかまけたのかと......。
 そうは言うものの、久しぶりに "意味のある" 修理で知恵も体力も使い、それが奇妙に心地良かったのであった。それも、理不尽としか思えないモノの廃棄処分を、この間 "強制執行" し続けてきた経緯があったからかもしれない...... (2009.06.28)












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