"異常気象" にふさわしい次元での体制作りが ......

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 山口県の防府の特別養護老人ホームで集中豪雨災害により多くの死者をも出す事態となったのは痛ましい限りだ。
 有識者の指摘では、やはり温暖化傾向の影響で異常気象となっていること、集中豪雨が発生すれば日本の多くの箇所で同様の悲劇が生まれやすいとのことである。既にこれまでにも何度も似たような災害が発生したことは記憶に新しい。
 誰がどうだと即断することは難しい点もあろうが、やはり政治・行政が国民生活の安全を守るという基本理念から大胆に対処すべきだと考えたい。
 抜本的には温暖化現象阻止に向けた国際的働きかけをすべきであろうし、また、国土の安全を守るという観点から、危険が及ぶ可能性の高い地形・地域に土木建設工事を推進することも優先すべきだろう。意味のない高速道路建設なんぞよりも、国民の生命が脅かされる状況への緊急対策が急がれて然るべきであろう。
 今日、自分も、大事な荷物を積み降ろしする際に、不運にも "ミニ" 集中豪雨に遭遇してしまった。幸い、用意していた6畳大の大きな "ブルーシート" を援用して荷物が雨ざらしになる被害だけは食い止めることができた。
 しかし、梅雨が明けたと宣言された直後に、不安定な雨型の天候となり、冒頭のような集中豪雨災害が発生したり、全国的にも似たような気候に見舞われるというのは、気候がパーフェクトに "異常" となっているとしか考えられない。
 にもかかわらず、どうも世間は大人し過ぎるのではなかろうか。事は天気のことだから口出しできないとでも言うのだろうか。もっと "騒ぐ" べきなのではなかろうか。そのことで "世論" の空気を醸成すべきだと思う。そして、政治・行政の遅々たる動きに "渇" を入れてゆくのが正しい。

 たぶん、この異常気象による災害可能性の高まりは、山間部の地域に限定されているわけではないはずだ。アスファルトで塗り固められた都会の環境で、簡単に洪水現象が引き起こされてしまうのも、全く同根のはずであろう。
 つまり、異常気象の到来は、従来の土木環境への認識を大きく変えようとしているわけだ。この観点に立ったまさに "マクロ" な哲学に裏付けられた視点が、政治・行政をはじめとしたいろいろな立場に要請されているのであろう。
 エコ・ポイントがどうのこうのとか、ハイブリッド・カーがどうのこうのとかというあほらしい次元での風潮に、やはり我慢のならない苛立ちを禁じえないのだが...... (2009.07.24)












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