朝の9時から日暮れまで、一日中、庭で作業をして過ごした。またまた汗を流し放題に流すこととなったが、加えて変わりやすい天気の番人のような役を果たすことにもなっていた。
昨日も書いたとおり、ここしばらくの雨含みの天候は困ったものである。
朝一、庭に出て、今日の作業、テント型物置の組み立ての段取りをしている時には、晴れた陽気で十分に暑い一日を予感させていた。
そんなことで、隣家でも奥さんが布団干しを始めていた。しばらく雨天続きであったためか、今日こそはと待ちあぐねてのことのようであった。
自分の方とて、今日は晴れであって欲しかった。これから組み立てようとしているテント型物置が完成した暁には、いくらでも降ってくれても構わない。しかし、その作業中に降られたのでは甚だ具合が悪い。だから、朝一の時点での晴れた状態は安堵させるものだったのである。
昨日も書いたとおり、ここしばらくの雨含みの天候は困ったものである。
朝一、庭に出て、今日の作業、テント型物置の組み立ての段取りをしている時には、晴れた陽気で十分に暑い一日を予感させていた。
そんなことで、隣家でも奥さんが布団干しを始めていた。しばらく雨天続きであったためか、今日こそはと待ちあぐねてのことのようであった。
自分の方とて、今日は晴れであって欲しかった。これから組み立てようとしているテント型物置が完成した暁には、いくらでも降ってくれても構わない。しかし、その作業中に降られたのでは甚だ具合が悪い。だから、朝一の時点での晴れた状態は安堵させるものだったのである。
ところが、一、二時間もすると、急に雨雲が広がり、ポツリポツリと落ちてきたのである。大したことはなさそうではあったが、はたと思い至ったのが、隣家で執り行なわれていた布団干しである。まあ、きっとどなたかが気づいてベランダに飛び出してくるのだろうと先ずは考えていた。ところがその気配がない。
そこで、自分はそのお宅の名を大声で叫び、雨ですよ~! と知らせてあげた。二度ほど繰り返した時に、ベランダに顔を出したのは奥さんではなくご主人であった。ご主人はありがとうございま~す、と返答しながらそそくさと布団類を取り込み始めた。
それから何分くらい経ってからのことであろうか、雨模様は消え去り、十分に明るい陽射しが戻っていた。そして、何気なく隣家のベランダを見上げると、再び朝一と同様の布団干しがなされていた。奥さんは出かけてご主人の仕業のようであった。
自分の作業の方もまずまず順調な滑り出しで、昼時を迎えようとしていた頃、またまたポツリポツリがやって来た。結構、大粒の雨足であった。反射的に再び隣家のベランダを見ると、再び、気付かれずに無防備に雨粒を受けている憐れな布団類が目に入った。そこでやむを得ず、再度大声を張り上げて知らせてあげたのだった。
ご主人は、さすがに照れて、今日はダメですかねぇ、と言いながら布団類を取り込む動作を忙しそうに繰り返した。
隣家の布団干しは、これで意外としぶといものだなぁ、なんぞと考えるとはなく考えながら自分は作業を続ける。
だが、よく考えてみた時、しぶといというよりも "乗りかかった舟" というか、成り行き上しかたなく......、ということなのかもしれないと思えた。つまり、一度なりとも思いがけずに雨粒を浴びてしまった以上、とにかくそれを乾かして現状復帰に持ち込む必要が生じてしまったはずだからである。当初は "ふっくら" を目指していたはずの布団干しが、まるで寝小便の跡を乾かさなければならないような布団干しへと、事情がいつしか変わってしまっていたと思われるからなのである。
こうした "なんのこっちゃ" とでも言いたいような成り行きというものがないではないんだよなぁ......、と思いながら自分は意外と手間の掛かる作業を続けていた。自分のこうした作業とて "同じ類のこと" かもしれないなぁと感じながら...... (2009.07.25)
そこで、自分はそのお宅の名を大声で叫び、雨ですよ~! と知らせてあげた。二度ほど繰り返した時に、ベランダに顔を出したのは奥さんではなくご主人であった。ご主人はありがとうございま~す、と返答しながらそそくさと布団類を取り込み始めた。
それから何分くらい経ってからのことであろうか、雨模様は消え去り、十分に明るい陽射しが戻っていた。そして、何気なく隣家のベランダを見上げると、再び朝一と同様の布団干しがなされていた。奥さんは出かけてご主人の仕業のようであった。
自分の作業の方もまずまず順調な滑り出しで、昼時を迎えようとしていた頃、またまたポツリポツリがやって来た。結構、大粒の雨足であった。反射的に再び隣家のベランダを見ると、再び、気付かれずに無防備に雨粒を受けている憐れな布団類が目に入った。そこでやむを得ず、再度大声を張り上げて知らせてあげたのだった。
ご主人は、さすがに照れて、今日はダメですかねぇ、と言いながら布団類を取り込む動作を忙しそうに繰り返した。
隣家の布団干しは、これで意外としぶといものだなぁ、なんぞと考えるとはなく考えながら自分は作業を続ける。
だが、よく考えてみた時、しぶといというよりも "乗りかかった舟" というか、成り行き上しかたなく......、ということなのかもしれないと思えた。つまり、一度なりとも思いがけずに雨粒を浴びてしまった以上、とにかくそれを乾かして現状復帰に持ち込む必要が生じてしまったはずだからである。当初は "ふっくら" を目指していたはずの布団干しが、まるで寝小便の跡を乾かさなければならないような布団干しへと、事情がいつしか変わってしまっていたと思われるからなのである。
こうした "なんのこっちゃ" とでも言いたいような成り行きというものがないではないんだよなぁ......、と思いながら自分は意外と手間の掛かる作業を続けていた。自分のこうした作業とて "同じ類のこと" かもしれないなぁと感じながら...... (2009.07.25)
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