今現在となってみれば、いろいろと取り越し苦労や気苦労をしたものの、何とかなったんだ、という思いがしている。もちろん、時間の経過だけが事を進めたはずはなく、その時その時の総力の積み重ねが全体を先ず先ず進めたわけだ。
一ヶ月、二ヶ月前には、推量し切れない作業量やその他未知数が渾然一体となって目の前に立ちはだかっていた。きっと首尾良くやり遂げるのだろうとは心のどこかで確信してはいたものの、それでもやはり小さからぬ不安感に苛まれ続けていたようだ。
やるべき事が山積する中、概略のスケジュールはあったものの、伏兵が現れた場合も含めての個々の作業の詳細が掴めないまま、とりあえずは手が付くことから前倒し気味に片付けて行くことに努めた。それしかなかったと言える。
物事を成し遂げようとする場合、できれば全容とその構成要素個々のボリュームとを推定して、リアリティのあるタイム・スケジュールを作るのがベストではあろう。いわゆるプロジェクトとはそうしたものだと考えてもきた。
しかし、現実というのは必ずしもそう綺麗には処せないもののようだ。いや、計算通りには進めにくいのが現実だと言えるのかもしれない。
そうした場合、全体の進捗は "気力・気概" に依存するとともに、絶え間ない "勘働き" を持続させるしかない。従って、この間、猛烈に体力を消耗させることになったが、同時に気を張り詰め続けなければならなかったことで、気苦労疲れが著しかった。
まあ、こんなことで押し潰されるような自分だとは思っていなかったので、とにかく眠っている底力を搾り出せるだけ絞り出し、あわよくば、今後のパワーのベース作りにでもしてやろう、という算段であった。
その甲斐は幾分かはあったかと感じている。この歳になって今さらのように思うのは、感情、気力、体力を巧みにコントロールすること、そしてしたたかな忍耐力を自分のものにしておくことの肝要さであろうか。知識だ知性だと偏ることの非現実性を改めて痛感している...... (2009.07.29)
一ヶ月、二ヶ月前には、推量し切れない作業量やその他未知数が渾然一体となって目の前に立ちはだかっていた。きっと首尾良くやり遂げるのだろうとは心のどこかで確信してはいたものの、それでもやはり小さからぬ不安感に苛まれ続けていたようだ。
やるべき事が山積する中、概略のスケジュールはあったものの、伏兵が現れた場合も含めての個々の作業の詳細が掴めないまま、とりあえずは手が付くことから前倒し気味に片付けて行くことに努めた。それしかなかったと言える。
物事を成し遂げようとする場合、できれば全容とその構成要素個々のボリュームとを推定して、リアリティのあるタイム・スケジュールを作るのがベストではあろう。いわゆるプロジェクトとはそうしたものだと考えてもきた。
しかし、現実というのは必ずしもそう綺麗には処せないもののようだ。いや、計算通りには進めにくいのが現実だと言えるのかもしれない。
そうした場合、全体の進捗は "気力・気概" に依存するとともに、絶え間ない "勘働き" を持続させるしかない。従って、この間、猛烈に体力を消耗させることになったが、同時に気を張り詰め続けなければならなかったことで、気苦労疲れが著しかった。
まあ、こんなことで押し潰されるような自分だとは思っていなかったので、とにかく眠っている底力を搾り出せるだけ絞り出し、あわよくば、今後のパワーのベース作りにでもしてやろう、という算段であった。
その甲斐は幾分かはあったかと感じている。この歳になって今さらのように思うのは、感情、気力、体力を巧みにコントロールすること、そしてしたたかな忍耐力を自分のものにしておくことの肝要さであろうか。知識だ知性だと偏ることの非現実性を改めて痛感している...... (2009.07.29)
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