"裁判員裁判" の一大キャンペーン! ......

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  "裁判員裁判" の一大キャンペーン! 全国初の当該裁判で、当局は国民の関心を大いに喚起したいところなのであろう。NHKも "同時速報" (?)とかと称して、裁判の進行を逐一報道したりしている。
 そうした意図はそれなりにわかるが、逆に言えばそこまでやらなければならないほどに国民の関心は熟していない、ということなのであろう。
 自分も、こうしたキャンペーンが展開されると、不謹慎ながらますます興醒め気味となってしまう。ますます、なぜそこまでやらなければならないのかという、制度実施の目的に対する "いぶかしさが募る" ばかりなのである。
 この制度の意義についていろいろと能書きを言うことは可能であろう。しかし、そんなことよりも、一体、これはどういう経緯で持ち上がり、そしてどのように国民からの支持を得て実施されることになったのであろうか。
 どうも "内発的(ボトムアップ的)" というよりも、 "外発的(キャッチアップ的)" だったと見なされるのではなかろうか。この点では、昨今報道され始めた "成人年齢、18歳への引き下げ" 問題と同様で、国際的な傾向、とりわけ米国の実情に対して盲目的に "キャッチアップ" する動向の例ではないのかと窺える。この点こそが、最も "いぶかしさが募る" 理由でもある。大事な事であればあるほど、時間を掛けて国民の意向を十分に踏まえる必要があるはずだ。

 別に、ナショナリズムに寄り添ってこの国の伝統や文化に従えとまで言うつもりはないが、あまりにもそれらを放棄し過ぎる嫌いはなかろうか。
 裁判員制度にしても、この国の伝統文化では、人を寛大に赦す傾向はあっても人を裁く姿勢は抑制されていたのではないかと思える。そしてそのスタンスがさまざまな文化と一体となってきたのかもしれない。
 国民の中には、自分は人を裁くのが嫌だ、という見解を表明する人も決して少なくないようだが、至極当然の感覚ではなかろうか。決して、そういう見解が、現実に背を向けて "甘い" とかという筋合いの問題でもないように思えるのだが......。

 現在、国民生活がメチャクチャになっているその最大の原因に、あの構造改革路線やグローバリゼーションへの急速な舵切りがあったと認識しているが、これとて "外発的(キャッチアップ的)" と言うか米国追随の顕著な例だと見える。そして、その流れの一環として、種々の "寝耳に水" のような一連のテーマの実施があるように受け止めている。
 なお当局(≒官僚機構)が、国民の意向を第二義的に扱うほどにヘンな自信を持っているのは、何を隠そう "米国" という "後ろ盾" があるからではないのか、とそう感じたりするのである。

 この分で行くと、国民の国民としての責任意識をいっそう深めるべく、 "徴兵制度" を検討すべし、という風潮が、 "注意深く自然さを装いながら" 浮上してくるのも時間の問題であるのかもしれない...... (2009.08.05)












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