いつも思うことであるが、人の頭脳活動は "モード" と "スイッチ" があるかのようだ。簡単に言えば、文系モードと理系モードということにでもなりそうだ。
つまり、文系的なジャンルや思考をする時と、理系的な事柄に立ち向かう時とではやはり異なった頭脳活動をするかのようである。そして、それぞれに上手く対処して行くためには、あたかも頭脳の "スイッチ" を切り替え、それ向けの "モード" に入って行くことが必要なのかもしれない。
つまり、文系的なジャンルや思考をする時と、理系的な事柄に立ち向かう時とではやはり異なった頭脳活動をするかのようである。そして、それぞれに上手く対処して行くためには、あたかも頭脳の "スイッチ" を切り替え、それ向けの "モード" に入って行くことが必要なのかもしれない。
こんな事をずっと以前に考えたことがあったが、それは技術職と、営業職ないし管理職との異質さを感じた時だった。
しばしば、技術者は営業や管理業務を苦手とするという定評があったものだ。確かに、技術者たちが根を詰めてその種の作業に没頭していくと、営業や管理業務のどちらかといえば演繹的な思考法とは違った、帰納法というか細かい積み上げ的な思考回路へと入り込む。そうなると、突如として直感的で演繹的な思考を必要とするような営業的、管理的な作業を求められるととてつもなく困惑気味にならざるを得ない。
自分も、営業的、管理的な業務に携わっている時には、技術者たちの発想を、何と重箱の隅を突付き回すようなことをやっているのかと怪訝に思ったものだった。
が、逆に、自分自身が技術的な作業に埋没している際には、営業や管理に携わる者たちのアバウト過ぎる発想を腹立たしく感じたものだった。まして、技術的作業に邁進している最中に、営業や、管理的な業務の判断を求められたりした場合には、当惑以上に困惑と苛立ちさえ感じたことをよく覚えている。
要するに、その種の対象にテンションを高めて没頭していくならば、頭脳活動自体がその種の作業にふさわしい "モード" を形成していくようである。まあ、当然といえば当然の成り行きなのかもしれない。
したがって、頭脳のこんな自然な成り行きを上手に使わなければならないようである。と言ってもそんなに難しいことでもなくて、ちょっとしたウォームアップというか準備体操のようなことをすれば良さそうである。
頭脳に向かって、これからこれこれの作業を始めるぞ~、と知らしめるようなことをするのである。その際は、興味が高まるようなことをなだらかに始めるのが良いかもしれない。
この間、どちらかと言えば、デスクワークではなくて体力に頼らざるを得ないような肉体作業に明け暮れて来たような自分であった。それはそれで必要かつ重要な事柄であったため、一心不乱にそれに努めることになった。まさに、体力モードに突っ込んでいたわけだ。
が、そうしていると、頭脳モード、とりわけ技術モードへと向かうにはそれなりのきっかけがなくてはならない。
ちょうどそんな時であった、、昨日のようなちょっとした課題、 "無線LAN" 環境の設定という課題に遭遇したのは。それが良かったのかもしれない。
今日は久々ながら、PCでの技術的作業に勤しむことができた。しかし、それでも時間を空けてのやや込み入った技術モード思考はどうしてもたどたどしくなってしまうものだ。
歳をとり記憶力と柔軟性が減退してくると、いかに "モード・チェンジ" を速やかにやれるかが勝負どころとなりそうである。いろいろなモードの対象に、適時時間を割くような日々の過ごし方をすべきなのかもしれない...... (2009.08.10)
しばしば、技術者は営業や管理業務を苦手とするという定評があったものだ。確かに、技術者たちが根を詰めてその種の作業に没頭していくと、営業や管理業務のどちらかといえば演繹的な思考法とは違った、帰納法というか細かい積み上げ的な思考回路へと入り込む。そうなると、突如として直感的で演繹的な思考を必要とするような営業的、管理的な作業を求められるととてつもなく困惑気味にならざるを得ない。
自分も、営業的、管理的な業務に携わっている時には、技術者たちの発想を、何と重箱の隅を突付き回すようなことをやっているのかと怪訝に思ったものだった。
が、逆に、自分自身が技術的な作業に埋没している際には、営業や管理に携わる者たちのアバウト過ぎる発想を腹立たしく感じたものだった。まして、技術的作業に邁進している最中に、営業や、管理的な業務の判断を求められたりした場合には、当惑以上に困惑と苛立ちさえ感じたことをよく覚えている。
要するに、その種の対象にテンションを高めて没頭していくならば、頭脳活動自体がその種の作業にふさわしい "モード" を形成していくようである。まあ、当然といえば当然の成り行きなのかもしれない。
したがって、頭脳のこんな自然な成り行きを上手に使わなければならないようである。と言ってもそんなに難しいことでもなくて、ちょっとしたウォームアップというか準備体操のようなことをすれば良さそうである。
頭脳に向かって、これからこれこれの作業を始めるぞ~、と知らしめるようなことをするのである。その際は、興味が高まるようなことをなだらかに始めるのが良いかもしれない。
この間、どちらかと言えば、デスクワークではなくて体力に頼らざるを得ないような肉体作業に明け暮れて来たような自分であった。それはそれで必要かつ重要な事柄であったため、一心不乱にそれに努めることになった。まさに、体力モードに突っ込んでいたわけだ。
が、そうしていると、頭脳モード、とりわけ技術モードへと向かうにはそれなりのきっかけがなくてはならない。
ちょうどそんな時であった、、昨日のようなちょっとした課題、 "無線LAN" 環境の設定という課題に遭遇したのは。それが良かったのかもしれない。
今日は久々ながら、PCでの技術的作業に勤しむことができた。しかし、それでも時間を空けてのやや込み入った技術モード思考はどうしてもたどたどしくなってしまうものだ。
歳をとり記憶力と柔軟性が減退してくると、いかに "モード・チェンジ" を速やかにやれるかが勝負どころとなりそうである。いろいろなモードの対象に、適時時間を割くような日々の過ごし方をすべきなのかもしれない...... (2009.08.10)
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