才能と呼ばれるものの正体は、弛まぬ自己動機付け能力なのか ......

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 先日、頭の "モード・チェンジ" というようなヘンな切り口で書いたことの続きとなりそうだ。
 暑い暑いと言ってだらけていては切りがない。こんな時こそ、技術課題なり何なりに一意専心の構えで没頭する "埋没モード" に突入すべきなのだろう。
 と、そんなわけで、今日は終日、かねてからの技術課題に時間を割いた。ここしばらく、別なことを考えたり、雑事に忙殺された日々を予想外に長く続けてしまったため、それこそ、頭脳モードをしっかりとチェンジするためには、テンションを上げてのめり込む作業でもしないと、 "勘" が戻りにくくなっているからだ。
 とともに、暑気払いには何といっても "精神(雑念)滅却" に向けて一心不乱に作業に当たることが第一であるはずだ。
 といっても大した技術課題があるわけでもなく、かねてから望んでいた "XHTMLとCSS" を自由に使いこなせるべく、相応の訓練と慣れとを積み上げようというわけなのである。
 こう言っては何だが、このジャンルはそんなに目くじらを立てるほどに難易度があるとは思えない。むしろ、使いこなしつつ多くの "ケースワーク" を進め、 "慣れ" を身につけることだろうと見なしている。
 まあ、こう言ってしまうと、PC関連作業をはじめとして、世の中の大半の仕事というものは "ケースワーク" の累積と "慣れ" が勝負どころだと言えないこともない。

 こういい切ってしまうと、才能だとか能力だとかを軽視しているかのようにも聞こえるが、 "慣れる" ほどに労力を注ぎ込む行動の中に才能や能力の良し悪しが織り込まれるようにも思える。
 つまり、何事にせよ "慣れる" という地点にまで到達することは並大抵のことではないはずである。大体が、何らかの屁理屈をつけて途中で降りるものだ。そこを突破するためには、信念とかといういわば結果論上の言葉よりも、慣れようとする対象に挑み続ける、その動機付けが継続しなければならない。そして、その動機付けの工夫と粘りにこそ多くの能力が必要となるはずではなかろうか。むしろ、才能と呼ばれるものの正体は、実のところ弛まぬ自己動機付け能力であるような気もする。

 こんな風に考えると、現代という時代環境には、つまみ食い的なレベルでの動機付けの機会は五万とありそうなのに、だからこそと言うべきか、継続して没頭して行けるための、そうした動機付けの環境は実に乏しいのかもしれない。
 まあ、市場主義的経済社会にあっては、いろいろなことに目移りして、関心を広く浅く移動させ続ける大衆の存在こそが "お目当て" だからということもできようか...... (2009.08.12)












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