とことんサポーターを気取って加勢するに限る ......

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 かつて、農民からの年貢は "搾れば搾るほど取れる" とほざかれたそうだが、現在、この言葉をそっくり当てはめてみたいのが "官僚機構" とその亜流たる "地方官僚機構" に対してだということになりはしないか。
 相変わらず、県庁レベルでは<約30億円に上る千葉県の不正経理問題>というような "別世界" での出来事のような不祥事が続いているし、悪名高き "厚労省" では相も変わらず税金ロスでしかない "天下り" が横行している。
 <窓口いつもガラガラ 厚労省OB天下り先の雇用開発協会>、<厚労省所管の独法、天下りOBの年収指示 事業委託先に>(以上 asahi.com 2009.09.13)。そして<天下り先家賃も丸抱え 厚労省系行政法人、委託費を濫用>( asahi.com 2009.09.14)が加わった。
 こうした報道を知る限り、新政権が "官僚機構" のムダを本気で追求するならば、 "搾れば搾るほど取れる" という可能性がありそうな気がしてならない。まさか、仮にも公の組織なので、 "叩けばほこりの出る......" とまで口汚く言いたくはない。
 しかし、 "この種の不祥事" を許せないとばかりに目配りしてきた国民にとっては、一向に改善されていないことに憤りを感じるはずだ。まあ、時の政権が許容してきたのだと考えればわかりやすい。
 で、現在思うことは、仮にも "官僚機構の弊害" の除去を旗印のひとつとした新政権が立ち上がるのであるから、国民は、この種の問題に関するこれまでの諦め気分を脇に置いて、国民としての率直な要望を発露すべきではなかろうか。
 たとえば、よくTVの報道番組などで、一般市民がインタビューに答えて、でも "財源" が心配ですよねぇ、とか、できないんじゃないですか、とかと口にしているのを観る。
 しかし、 "財源" 問題では冒頭のような "不正" やそれもどきの "ムダ" が、水面下に部厚く沈殿していると想定することは的外れであろうか。
  "ゴキブリ" は一匹見つけたその背後には、何十匹と隠れているというのが相場である。自分などに馴染みが深い "プログラム上のバグ" にしても、一箇所見つかったらその何倍、何十倍もの "バグ" が潜伏していると想定するのが常識である。
 今どき "お上" のやることだから間違いはあるまいという先入観は完全な間違いであり、その逆に "お上" のやることだから間違いだらけかもしれないと感じるのが実感なのではあるまいか。

 新政権を望んだ国民は、何はともあれ選んだのである。いつまでも、もっと良い人がいればその人と結婚したかった......、なんぞという後ろ向きな愚痴に終始すべきではなかろう。利口な伴侶であれば、いつまでも四の五と言わず、相手を理想の姿に変える行動にチェンジするのではなかろうか。
 自分は、基本的に信用していないマス・メディアの論調も問題だと感じている。一般市民の口から出る根拠薄弱なレスポンスの多くは昨晩目にしたTVキャスターの言葉の請売りだと想像してもあながち外れではなさそうだからである。
 ところで一体、これまでのマス・メディアの姿勢は、冒頭のような種類の "税金ロス" 問題に対して、どれだけジャーナリズムとしての責務を果たしてきたというのか。時の権力に阿(おもね)て、ろくな追求、継続的な追及なんぞしてこなかったと記憶する。 "ぶら下がり取材" が拒絶されては困ることに神経を尖らせていただけのようである。
 そしてまた、ここに来て、民意の結果をもっともらしくシニカルな方向へと誘導しようとしているかのごとくだ。
 まるで、新婚の新妻にむかって、もっといい人がいたんじゃないの......、なんぞとただただ罪作りなことを口にする悪友さながらではないか。

 マス・メディアの不快さに加えて、同じ穴の狢(むじな)とも言える軽薄なオピニオンたちや学者先生たちもいかがなものかと感じる。勝手なことを言わせてもらって商売となっていた基盤が揺らぎはじめるのだからその "不安" がわからないわけではない。
 しかし、TVなんぞで "露出度" を稼ぐだけで "学業" を疎かにしていたのでは、ますます "不安" が募るんじゃないですかね......。TV "露出度" 抜群で(それだけで)総理まで夢に見たに違いないとある大臣とて、右往左往していらっしゃるように見える......。

 市民・国民は "政治屋" さんじゃないのですから、 "節操" なんてものは不必要なんじゃないですか。もともと、二大政党体制というものは、要は "節操" 不要体制だと言っても過言ではなさそうです。
 新政権が国民の将来にメリットありと思えたら、とことん "サポーター" を気取って加勢するに限るのではないでしょうか...... (2009.09.14)












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