昨今の住宅地では、右を見ても左を見ても真っ暗闇じゃございませんか、じゃなくて、犬や猫がウジャウジャいるじゃございませんか、と感じる。
犬の場合は、近所で飼われている幸せものたちの鳴き声であり、ウォーキングなどの際に、犬も歩けば棒に当たるじゃなくて、人が歩けば犬と出会うがごとくに行き当たる散歩させられている小型犬たちのことだ。
そして、猫たちも、さすがに首輪(市民権? 身分証明書?)のない野良猫たちの姿はさほど見かけないが、わが家でのような飼い猫たちの存在は今やメジャーであろう。
その証拠といっては何だが、ホームセンターなり、コンビニなりには、ペット・フーズをはじめとするペット関連用品コーナーは実に盛況である。
そうした棚の前では、やたらに "悩む" 素振りの顧客たちが長時間貼り付いていたりする。このご時世、ほかに "悩む" ことはたらふくあろうに、先ずもって "うちの子" たち ―― 最近、飼い犬や飼い猫のことをそう呼ぶアホーがめっきり増えた。特に若い女性に目立つ? ―― のことで悩みたがっている模様だ。ホントの "うちの子" たちのことはどうなってるのかが気になる......。
犬の場合は、近所で飼われている幸せものたちの鳴き声であり、ウォーキングなどの際に、犬も歩けば棒に当たるじゃなくて、人が歩けば犬と出会うがごとくに行き当たる散歩させられている小型犬たちのことだ。
そして、猫たちも、さすがに首輪(市民権? 身分証明書?)のない野良猫たちの姿はさほど見かけないが、わが家でのような飼い猫たちの存在は今やメジャーであろう。
その証拠といっては何だが、ホームセンターなり、コンビニなりには、ペット・フーズをはじめとするペット関連用品コーナーは実に盛況である。
そうした棚の前では、やたらに "悩む" 素振りの顧客たちが長時間貼り付いていたりする。このご時世、ほかに "悩む" ことはたらふくあろうに、先ずもって "うちの子" たち ―― 最近、飼い犬や飼い猫のことをそう呼ぶアホーがめっきり増えた。特に若い女性に目立つ? ―― のことで悩みたがっている模様だ。ホントの "うちの子" たちのことはどうなってるのかが気になる......。
こうなってくると、この国の未曾有でかつ悲劇的な "少子化" 傾向は、犬様たち猫様たちの繁栄と地位向上でしっかりと埋め合わされているかのような観がある。
まあ、確かに、犬様たち猫様たちは、現在の "寂しく刺々しい人間社会" には不可欠な存在となったような気がする。いや、そう "成り上がった" と言っていい。
妙な譬えをすれば、彼らはバラケ易い人々の間に潜り込んで、人間関係に "粘着性" を与えたり、恙無く丸みを与えたりするところの小麦粉の "グルテン" 様たちなのだ。
あるいは、遠い星、グルテンから使命を帯びて使わされた "ミッション・インポッシブル" なのかもしれない。文字通り、そんな使命は結局 "不可能" なのであり、人間たちが自前で勇気を出してやるべきことのはずである。
にもかかわらず、ずるい人間たちは、"ミッション・インポッシブル" だとわかっていながら、彼らに "グルテン" という役割を押し付けて、今や流行りの問題先送りに徹している。
また彼らも、まんざら悪い "ミッション" もどきでもないなと、感じているのかもしれない。着たくもないお仕着せファッションを我慢したり、これはいささかきついが自由を忘れた振りをしていれば、そうすれば毎日 "グルメ" っぽいものにもありつけるからだ。
「わしはこんなところに来とうはなかった!」なんぞと反抗したところで、狡猾な人間たちを敵に回せばろくなことにはならないのを良く認識しているのが彼らである。
しかしひょっとしたら、彼らは、上目遣いのポーズに終始しながらも、
「でも、人の世は未曾有な "少子化" 傾向を回避できないんですよね。それがホントは待ち遠しくて......」
と、腹の中では思っているのかも......。ホントの "ミッション" というのは、実は、犬猫軍団による革命的な "政権交代" だったりして...... (2009.09.28)
まあ、確かに、犬様たち猫様たちは、現在の "寂しく刺々しい人間社会" には不可欠な存在となったような気がする。いや、そう "成り上がった" と言っていい。
妙な譬えをすれば、彼らはバラケ易い人々の間に潜り込んで、人間関係に "粘着性" を与えたり、恙無く丸みを与えたりするところの小麦粉の "グルテン" 様たちなのだ。
あるいは、遠い星、グルテンから使命を帯びて使わされた "ミッション・インポッシブル" なのかもしれない。文字通り、そんな使命は結局 "不可能" なのであり、人間たちが自前で勇気を出してやるべきことのはずである。
にもかかわらず、ずるい人間たちは、"ミッション・インポッシブル" だとわかっていながら、彼らに "グルテン" という役割を押し付けて、今や流行りの問題先送りに徹している。
また彼らも、まんざら悪い "ミッション" もどきでもないなと、感じているのかもしれない。着たくもないお仕着せファッションを我慢したり、これはいささかきついが自由を忘れた振りをしていれば、そうすれば毎日 "グルメ" っぽいものにもありつけるからだ。
「わしはこんなところに来とうはなかった!」なんぞと反抗したところで、狡猾な人間たちを敵に回せばろくなことにはならないのを良く認識しているのが彼らである。
しかしひょっとしたら、彼らは、上目遣いのポーズに終始しながらも、
「でも、人の世は未曾有な "少子化" 傾向を回避できないんですよね。それがホントは待ち遠しくて......」
と、腹の中では思っているのかも......。ホントの "ミッション" というのは、実は、犬猫軍団による革命的な "政権交代" だったりして...... (2009.09.28)
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