久々に "SEO(検索エンジン最適化)" の話題を取り上げる。
"SEO" の手法のひとつに、サイトへのアクセス状況を統計的に分析してみる、という方法がある。無料のツールでもそこそこの傾向値が掴めたりする。
自分も、" Googleウェブマスターツール/Google Analytics " を利用させてもらっている。その中に、自サイトへのアクセスが、 "どんなキーワードでの検索でアクセスされているか" を統計数字で表示するという興味深いものがあったりする。
ちなみに、この日誌の "ブログ形式" のモードのものをその手法で覗いてみると、いろいろなことに気づかされる。
そのひとつ、思いもよらなかったのだが、「不況に」というキーワードが結構 "効いていた" ようなのである。
そのことに気づかされたのは、<「不況に強い業種・企業は何か?」という "命題" が徘徊する昨今 ......>(2009.01.23)というものを書いた時であった。このタイトルの「不況に」という部分がユーザ側での検索ワードの対象として引っ掛かったようなのである。別に、そんなことを意図したわけでもなかった。自身が身につまされていただけのことだったのである。
"SEO" の手法のひとつに、サイトへのアクセス状況を統計的に分析してみる、という方法がある。無料のツールでもそこそこの傾向値が掴めたりする。
自分も、" Googleウェブマスターツール/Google Analytics " を利用させてもらっている。その中に、自サイトへのアクセスが、 "どんなキーワードでの検索でアクセスされているか" を統計数字で表示するという興味深いものがあったりする。
ちなみに、この日誌の "ブログ形式" のモードのものをその手法で覗いてみると、いろいろなことに気づかされる。
そのひとつ、思いもよらなかったのだが、「不況に」というキーワードが結構 "効いていた" ようなのである。
そのことに気づかされたのは、<「不況に強い業種・企業は何か?」という "命題" が徘徊する昨今 ......>(2009.01.23)というものを書いた時であった。このタイトルの「不況に」という部分がユーザ側での検索ワードの対象として引っ掛かったようなのである。別に、そんなことを意図したわけでもなかった。自身が身につまされていただけのことだったのである。
で、その直後に、ちなみにと思い「不況に」というキーワードで "Google 検索" をしたのだった。まあ、そんなに驚くべき結果が表示されたわけでもなかったが、その時(=2009.01.23の直後)の "検索結果状況" を念のために記録しておいた。
「不況になると」とか、「不況に強い会社」とかというキーワードに対して "検索" したユーザーがどれほどいたのかというキーワード別のアクセスログ数なのである。
そこで、その時から "およそ10ヶ月" が経過して、人に言わせれば不況も "出口" が見えてきたとされる、そんな現時点で、同じキーワードによる "検索ログ数" がどう変化してきているのかをついでに調べてみたのである。
もとより、自分は<不況も "出口" >だなんぞと観測はしていない。まだまだ険しい状況が横たわっているし、ひょっとしたら<二番底>的な局面が生じないとも限らないとさえ予感している。
"ついでに調べる" ことに見合う程度の結果しか出てこないのはわかっていた。予想では、きっと同じキーワードでの "検索ログ数" は全体として増加しているだろう、その中の増加率に何か特徴らしきものが見出せるだろうか......、という読みがあった。
先ず、最も "増加率" の激しいものは、「増加率 706 %」だったのが<不況になったら>というキーワードであった。現時点では、<5,990,000件>に上っている。
これに対して<不況になると>というのが、「増加率 224 %」でさほどでもない。推測でしかないが、<不況になると>という仮説的に多少 "距離を置く" ことのできた問いかけが、にわかに他人事ではなくなった感のある<不況になったら>という問いかけに移行してしまったのかと思えた。
<不況に強い商品>や<不況に強い資格>は、予想どおり「増加率 450 %」をともに上回る "検索ログ数" であった。
<不況に強い資格>については、このキーワードを打ち込み "検索" している比較的若い世代のユーザーの姿を彷彿とさせるものがある。これと関係する<不況に強い会社>は、当初から<百万件>近い数字があり、増加率に換算すると「234 %」だが現時点でも<二百万件>を軽く超える数字となっている。株の投資という観点もあるのだろうが、やはり "安心できる会社" への就職という観点が浮かび上がっているようだ。
"株" といえば、<不況に強い株>が、現時点での実数が<1,930,000 件>で「増加率 397 %」。それに対して<不況に強い銘柄>は、実数が<120,000 件>で「増加率 88 %」と目減りさえしている。憶測の域を出ないが、 "株" に関する素人っぽいユーザーが "群がる" 様子が見えないでもない。収入に関して "ほかにやることがない" という文脈でイージーな期待が込められているのだろうか......。
ほかに、これらは現時点での数字しかないのだが、<不況に強いビジネス>が<2,520,000 件>と突出し、<不況に強い企業><不況に強い仕事><不況に強い業界>などがそれぞれ<二百万件>に迫る数字を示している。
こうして見ると、決して<不況も "出口" >であるどころか、 "真っ暗な長いトンネル" の最中でありそうな気がしてくる...... (2009.10.21)
「不況になると」とか、「不況に強い会社」とかというキーワードに対して "検索" したユーザーがどれほどいたのかというキーワード別のアクセスログ数なのである。
そこで、その時から "およそ10ヶ月" が経過して、人に言わせれば不況も "出口" が見えてきたとされる、そんな現時点で、同じキーワードによる "検索ログ数" がどう変化してきているのかをついでに調べてみたのである。
もとより、自分は<不況も "出口" >だなんぞと観測はしていない。まだまだ険しい状況が横たわっているし、ひょっとしたら<二番底>的な局面が生じないとも限らないとさえ予感している。
"ついでに調べる" ことに見合う程度の結果しか出てこないのはわかっていた。予想では、きっと同じキーワードでの "検索ログ数" は全体として増加しているだろう、その中の増加率に何か特徴らしきものが見出せるだろうか......、という読みがあった。
先ず、最も "増加率" の激しいものは、「増加率 706 %」だったのが<不況になったら>というキーワードであった。現時点では、<5,990,000件>に上っている。
これに対して<不況になると>というのが、「増加率 224 %」でさほどでもない。推測でしかないが、<不況になると>という仮説的に多少 "距離を置く" ことのできた問いかけが、にわかに他人事ではなくなった感のある<不況になったら>という問いかけに移行してしまったのかと思えた。
<不況に強い商品>や<不況に強い資格>は、予想どおり「増加率 450 %」をともに上回る "検索ログ数" であった。
<不況に強い資格>については、このキーワードを打ち込み "検索" している比較的若い世代のユーザーの姿を彷彿とさせるものがある。これと関係する<不況に強い会社>は、当初から<百万件>近い数字があり、増加率に換算すると「234 %」だが現時点でも<二百万件>を軽く超える数字となっている。株の投資という観点もあるのだろうが、やはり "安心できる会社" への就職という観点が浮かび上がっているようだ。
"株" といえば、<不況に強い株>が、現時点での実数が<1,930,000 件>で「増加率 397 %」。それに対して<不況に強い銘柄>は、実数が<120,000 件>で「増加率 88 %」と目減りさえしている。憶測の域を出ないが、 "株" に関する素人っぽいユーザーが "群がる" 様子が見えないでもない。収入に関して "ほかにやることがない" という文脈でイージーな期待が込められているのだろうか......。
ほかに、これらは現時点での数字しかないのだが、<不況に強いビジネス>が<2,520,000 件>と突出し、<不況に強い企業><不況に強い仕事><不況に強い業界>などがそれぞれ<二百万件>に迫る数字を示している。
こうして見ると、決して<不況も "出口" >であるどころか、 "真っ暗な長いトンネル" の最中でありそうな気がしてくる...... (2009.10.21)
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