"サンルーム" の脇に残った小さな庭には、時折 "野鳥" たちが来てくれる。
そこで、もうだいぶ以前に使ったことがある野鳥用の "餌入れ" (筒状のもの)を、適当な木の枝にぶら下げてみた。ヒエやアワといった野鳥用の餌は、封を切らないままで残っていた。厳密に言うならば "賞味期限" なんぞはとっくに過ぎているのだろうが、まあ勘弁してもらうことにした。以前、自宅近辺にスズメが多く飛来した頃に買って、しばらく与え続けていたものだった。
ところが、近所の家に "スズメ嫌い" のお宅があり、ちょっとした "抗議" を受けて中断したのであった。スズメ(の糞)くらいまあ良いではないかと思えたが、念のため止めておくこととした。
後日、わかったことだが、そのお宅の屋根の隙間に、嫌われたスズメたちは "巣" を作っていたのである。そのお宅の住人からは見えないところであった。偶然、窓からそのありさまを目撃したのである。皮肉なもんだなぁ......、とひとり薄ら笑いをせざるを得なかった。
そこで、もうだいぶ以前に使ったことがある野鳥用の "餌入れ" (筒状のもの)を、適当な木の枝にぶら下げてみた。ヒエやアワといった野鳥用の餌は、封を切らないままで残っていた。厳密に言うならば "賞味期限" なんぞはとっくに過ぎているのだろうが、まあ勘弁してもらうことにした。以前、自宅近辺にスズメが多く飛来した頃に買って、しばらく与え続けていたものだった。
ところが、近所の家に "スズメ嫌い" のお宅があり、ちょっとした "抗議" を受けて中断したのであった。スズメ(の糞)くらいまあ良いではないかと思えたが、念のため止めておくこととした。
後日、わかったことだが、そのお宅の屋根の隙間に、嫌われたスズメたちは "巣" を作っていたのである。そのお宅の住人からは見えないところであった。偶然、窓からそのありさまを目撃したのである。皮肉なもんだなぁ......、とひとり薄ら笑いをせざるを得なかった。
で、今回の、性懲りもなく設置した "餌入れ" のことである。もう一週間になろうというのに、一向に野鳥たちは気づかずご相伴にあずかってくれた形跡がない。
今朝も、シジュウカラの御一行様が訪れたは訪れたのだったが、その "筒状餌入れ" の存在には気づかず、関係のない枝で羽を休めたりしてがっかりさせられた。
うーむ、やっぱり場所がわるいか......、と思わざるを得なくなってしまった。
かつて、 "観光客" たちが入れ替わり立ち替わりやって来ては "大繁盛" だった頃には、あっという間に "筒" は空っぽになったものだった。それで、お代わりを頻繁に足してやったりもした。が、その時は、比較的 "高い場所" の枝にそれをぶら下げていたものだったから、 "餌入れ" を外したり再度ぶら下げたりをする作業が背伸びをしなければならず結構大変だったのである。
それで今回は、そんな難儀を思い出すことになり、取替え作業を優先する観点から "低い場所" の枝に設えてしまったのだ。だが、どうもこの手抜き姿勢が仇となり黙殺されたり、嫌われたりする原因となっているかのようであった。
そこで、シジュウカラ御一行様が立ち去った後、やむなく、人気のない "旅館" の亭主は、そそくさと庭に降りて、さっそく改善策を講じはじめる羽目になったのである。
先ず、十分に野鳥たちの視界に入るような高さを確保しようとした。ところが、適当な枝が見当たらず、結局、高過ぎる梨の枝から針金を垂らして、それに引っ掛けるという手の込んだ趣向とならざるを得なかった。幾分か、こういった仕掛けは野鳥の御一行様には妙に勘繰られたりはしないかとの懸念がないではなかった。
が、それよりもその "高さ" でも、御一行様たちが "初回" のご来訪だったりするとサラ~っと見過ごしてしまうのではないかという問題の方がにわかに心配となってきた。
そこで、思案した挙句、 "餌はここにあり!" と言わぬばかりの "お立ち台" をすぐ脇に設ける "名案" を思いつく。地面に突き立てた一本足の長い棒の上に、20センチ四方の板を "お立ち台" よろしく固定させ、その板の上に餌を見せびらかすように盛ったのである。
これならば、どう間違っても餌は見つかるはずであり、その際、御一向様の中に目敏いものがいたりして、あれっ、見て見て! こっちにはこんなうれしいものがぶら下がっているじゃん、となるであろうと......。
さてさて、こうなると早く、野鳥の御一向様がはしゃいで餌を啄ばむ姿が見たいものである。一度味を占めれば、必ずや "リピーター" となることは間違いないはずなのだが...... (2009.10.17)
今朝も、シジュウカラの御一行様が訪れたは訪れたのだったが、その "筒状餌入れ" の存在には気づかず、関係のない枝で羽を休めたりしてがっかりさせられた。
うーむ、やっぱり場所がわるいか......、と思わざるを得なくなってしまった。
かつて、 "観光客" たちが入れ替わり立ち替わりやって来ては "大繁盛" だった頃には、あっという間に "筒" は空っぽになったものだった。それで、お代わりを頻繁に足してやったりもした。が、その時は、比較的 "高い場所" の枝にそれをぶら下げていたものだったから、 "餌入れ" を外したり再度ぶら下げたりをする作業が背伸びをしなければならず結構大変だったのである。
それで今回は、そんな難儀を思い出すことになり、取替え作業を優先する観点から "低い場所" の枝に設えてしまったのだ。だが、どうもこの手抜き姿勢が仇となり黙殺されたり、嫌われたりする原因となっているかのようであった。
そこで、シジュウカラ御一行様が立ち去った後、やむなく、人気のない "旅館" の亭主は、そそくさと庭に降りて、さっそく改善策を講じはじめる羽目になったのである。
先ず、十分に野鳥たちの視界に入るような高さを確保しようとした。ところが、適当な枝が見当たらず、結局、高過ぎる梨の枝から針金を垂らして、それに引っ掛けるという手の込んだ趣向とならざるを得なかった。幾分か、こういった仕掛けは野鳥の御一行様には妙に勘繰られたりはしないかとの懸念がないではなかった。
が、それよりもその "高さ" でも、御一行様たちが "初回" のご来訪だったりするとサラ~っと見過ごしてしまうのではないかという問題の方がにわかに心配となってきた。
そこで、思案した挙句、 "餌はここにあり!" と言わぬばかりの "お立ち台" をすぐ脇に設ける "名案" を思いつく。地面に突き立てた一本足の長い棒の上に、20センチ四方の板を "お立ち台" よろしく固定させ、その板の上に餌を見せびらかすように盛ったのである。
これならば、どう間違っても餌は見つかるはずであり、その際、御一向様の中に目敏いものがいたりして、あれっ、見て見て! こっちにはこんなうれしいものがぶら下がっているじゃん、となるであろうと......。
さてさて、こうなると早く、野鳥の御一向様がはしゃいで餌を啄ばむ姿が見たいものである。一度味を占めれば、必ずや "リピーター" となることは間違いないはずなのだが...... (2009.10.17)
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