一足先に "正月" を迎えたかのような、 "冬晴れ" のすがすがしい天気であった。冬型の気圧配置が成立したものと思われる。北風で雲も吹き飛ばされたのであろうか、雲ひとつない青空であり、そこから冬場に特有の控え目な陽射しが降り注いでいた。
そんな慎ましやかな陽射しであってもサンルーム内に燦々と届いてくれるならば実にありがたいことなのだが、生憎と陽射しの元である太陽の高度がこの時期は思いのほか低い。要するに、我が家の庭は "陽当たりが悪い" というわけである。
したがって、サンルーム本来のメリットである、冬場の "暖かさ" とは行かない。その代わり、太陽の位置が高い夏場は "申し分なく暑い" という、まるで銀行との関係(晴れた時に傘を貸したがり、雨が降るとそれを取り上げたがる......)を彷彿とさせるものがあるわけだ。
そんな慎ましやかな陽射しであってもサンルーム内に燦々と届いてくれるならば実にありがたいことなのだが、生憎と陽射しの元である太陽の高度がこの時期は思いのほか低い。要するに、我が家の庭は "陽当たりが悪い" というわけである。
したがって、サンルーム本来のメリットである、冬場の "暖かさ" とは行かない。その代わり、太陽の位置が高い夏場は "申し分なく暑い" という、まるで銀行との関係(晴れた時に傘を貸したがり、雨が降るとそれを取り上げたがる......)を彷彿とさせるものがあるわけだ。
思い返せば、この住宅を入手した時には、庭側に面するお隣の土地は "だだっ広い駐車場" であった。だから当然申し分のない "陽当たりぶり" で、これは素晴らしいと "早合点" したものであった。
まあ、確かにこんな "好条件" には何か "裏" がありそうだと感じてはいた。不動産屋はもちろん何も触れなかったが、誰が考えても、 "だだっ広い駐車場" というステイタスが5年も10年もそのままであるわけがなかろうことは薄々わかってはいた。
が、その期待せぬ変化が訪れたのは実に早かった。5年、10年なんぞというものではなく、転居して2、3ヶ月後だったのだ。しかも、事もあろうにアパートが建つという情報を耳にした時は、少なからず落胆したものであった。
しかし、不幸中の幸いであったのは、建物を当方側に密着させずに1~2メートル幅の緩衝区域を設定してくれた配慮であった。もしそれが設定されてなかったならば、このサンルームの増設だって手控えざるを得なかったのに間違いない。
しかし、もうそんなことは気にしていない。もちろん、昨日の話題ではないが "ひとのせいにする" ようなことはしない。元農家であった近所の地主が、生計のためにアパートを設けることはあり過ぎる程の話であろう。
むしろ、アパートとなったことで、少なくない人の出入りのお陰で物騒さが拭われたのだと、好都合面を見つめることの方がいい。
「人間万事塞翁が馬」(人生は吉凶・禍福が予測できないことのたとえ。)という故事は良く知られているが、この故事を生かすには、ものの裏側に潜む "好都合" な面を認めて、ラフを気取ることも必要なように思える。もちろん、 "ひとのせいにする" というような墓穴を掘るごときまねだけはするもんじゃなかろう...... (2009.11.03)
まあ、確かにこんな "好条件" には何か "裏" がありそうだと感じてはいた。不動産屋はもちろん何も触れなかったが、誰が考えても、 "だだっ広い駐車場" というステイタスが5年も10年もそのままであるわけがなかろうことは薄々わかってはいた。
が、その期待せぬ変化が訪れたのは実に早かった。5年、10年なんぞというものではなく、転居して2、3ヶ月後だったのだ。しかも、事もあろうにアパートが建つという情報を耳にした時は、少なからず落胆したものであった。
しかし、不幸中の幸いであったのは、建物を当方側に密着させずに1~2メートル幅の緩衝区域を設定してくれた配慮であった。もしそれが設定されてなかったならば、このサンルームの増設だって手控えざるを得なかったのに間違いない。
しかし、もうそんなことは気にしていない。もちろん、昨日の話題ではないが "ひとのせいにする" ようなことはしない。元農家であった近所の地主が、生計のためにアパートを設けることはあり過ぎる程の話であろう。
むしろ、アパートとなったことで、少なくない人の出入りのお陰で物騒さが拭われたのだと、好都合面を見つめることの方がいい。
「人間万事塞翁が馬」(人生は吉凶・禍福が予測できないことのたとえ。)という故事は良く知られているが、この故事を生かすには、ものの裏側に潜む "好都合" な面を認めて、ラフを気取ることも必要なように思える。もちろん、 "ひとのせいにする" というような墓穴を掘るごときまねだけはするもんじゃなかろう...... (2009.11.03)
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