今朝、玄関のチャイムで出てみると、 "内猫" が以前からお世話になっている "獣医" さんがカレンダーを配りに来られたのだった。年配のその先生は非常に良心的な方で、とかくペットの治療費で泣く話を聞いている昨今だが、いつも当方側がそんなに安くて申し訳ないと思うくらいなのであった。
ちょうど、 "内猫" 用のクスリが無くなったところだったので、それを依頼させてもらった。片方の猫がかなり頑固な "便秘" で、その先生が処方してくれたクスリ、 "酸化マグネシウム" を与え続けて経過は良好であったのだ。
「今は持って来てないけど......」
「いや、先生が都合がいい時についででいいんです」
というやりとりであったが、午後には届けていただいた。
好感が持てる"獣医" さんなので、ペット好きな人には文句なくお勧めしてきたりもした。
ちょうど、 "内猫" 用のクスリが無くなったところだったので、それを依頼させてもらった。片方の猫がかなり頑固な "便秘" で、その先生が処方してくれたクスリ、 "酸化マグネシウム" を与え続けて経過は良好であったのだ。
「今は持って来てないけど......」
「いや、先生が都合がいい時についででいいんです」
というやりとりであったが、午後には届けていただいた。
好感が持てる"獣医" さんなので、ペット好きな人には文句なくお勧めしてきたりもした。
何せ、相変わらずペット病院の破格に高い治療費でぼやく人が後を絶たないご時世だからである。
ここでも書いた覚えがあるが、以前に商工会の集まりで、地域のとあるペット病院経営者と同席したことがあった。その時の言葉がいまでも忘れられない。
ある会員が冗談半分に言った「 "保険" があるわけじゃないから、ペットは儲かるんでしょ」の言葉に対して、
「いやぁ、まぁね。 "医療費の基準" がないですから......」と満面に笑みを湛えてほざかれていたのである。
"医療費の基準" がないからか、一方ではその御仁のように儲けている人がいるかと思えば、冒頭の年配の "獣医" さんのようなきわめて良心的な先生もいるのだろう。
先日、次のような新聞報道があり、やはり行き着くところに行き着いたか......、という思いとなったものだ。
<ペット、獣医に預け行方くらます...治療費未払い深刻化>( asahi.com 2009.12.04 )というもので、
<動物病院の獣医師が、ペットの治療費を支払わない飼い主に頭を悩ませている。会計の合間に姿を消したり、突然音信不通になったりすることも。最近、初めから支払い意思のないケースが目立っているという。弁護士を顧問にして未収金問題の研究会を立ち上げる動きも出てきた。......>( 同上 )
とあった。
別に、 "暴利をむさぼっているから" そんなことが起きるのだ、なぞと乱暴なことを言うつもりはない。自分の都合でペットを捨てる飼い主たちと同様に、いかにも "モラル・ハザード" に浸された者たちだと非難したい。
確かに、今や、人間たちの生活も追い詰められている。親たちの "健康保険" 証が取り上げられてしまい、病院に行けない小学生たちも増えてきたと報道されたりしている。
だとすれば、そもそもペットを "巻き添え" にするような生活自体を慎むなりして、ペットたちに可愛そうなことをしない努力も不可欠なはずである。ペットたちは "使い捨て" のモノではないのだから。
と、ペットの飼い主たちのモラル低下を非難した上で、ついでに動物病院側の "金銭感覚" にも疑問を禁じ得ない。経費が掛かるものは掛かるわけだろうが、上でも触れたように、 "保険" があるわけでもなく、 "医療費の基準" も定かではないとしたならば、先ずは "医療費支払い" に関しての、いわば "インフォームド・コンセント" (治療に関する同意)を徹底すること、その前に "医療費の基準" を "公明正大" にすべきではなかろうか。そうする義務がありそうだ。
こんなにも暮らしにくい人間社会の時代にあっては、もはや、人間たちがペットたちに慰められることは珍しくなくなったご時世である。現に、ペットを飼う人口は決して一部の富裕層に限定されたものではなくなっている。要するに、一般化しているわけだ。
その医療費問題ならば、ひょっとしたら "国民的課題(?)" になりつつあるのかもしれない......。政治や世論によるきちんとした "交通整理" が是非とも必要だということなのではなかろうか...... (2009.12.06)
ここでも書いた覚えがあるが、以前に商工会の集まりで、地域のとあるペット病院経営者と同席したことがあった。その時の言葉がいまでも忘れられない。
ある会員が冗談半分に言った「 "保険" があるわけじゃないから、ペットは儲かるんでしょ」の言葉に対して、
「いやぁ、まぁね。 "医療費の基準" がないですから......」と満面に笑みを湛えてほざかれていたのである。
"医療費の基準" がないからか、一方ではその御仁のように儲けている人がいるかと思えば、冒頭の年配の "獣医" さんのようなきわめて良心的な先生もいるのだろう。
先日、次のような新聞報道があり、やはり行き着くところに行き着いたか......、という思いとなったものだ。
<ペット、獣医に預け行方くらます...治療費未払い深刻化>( asahi.com 2009.12.04 )というもので、
<動物病院の獣医師が、ペットの治療費を支払わない飼い主に頭を悩ませている。会計の合間に姿を消したり、突然音信不通になったりすることも。最近、初めから支払い意思のないケースが目立っているという。弁護士を顧問にして未収金問題の研究会を立ち上げる動きも出てきた。......>( 同上 )
とあった。
別に、 "暴利をむさぼっているから" そんなことが起きるのだ、なぞと乱暴なことを言うつもりはない。自分の都合でペットを捨てる飼い主たちと同様に、いかにも "モラル・ハザード" に浸された者たちだと非難したい。
確かに、今や、人間たちの生活も追い詰められている。親たちの "健康保険" 証が取り上げられてしまい、病院に行けない小学生たちも増えてきたと報道されたりしている。
だとすれば、そもそもペットを "巻き添え" にするような生活自体を慎むなりして、ペットたちに可愛そうなことをしない努力も不可欠なはずである。ペットたちは "使い捨て" のモノではないのだから。
と、ペットの飼い主たちのモラル低下を非難した上で、ついでに動物病院側の "金銭感覚" にも疑問を禁じ得ない。経費が掛かるものは掛かるわけだろうが、上でも触れたように、 "保険" があるわけでもなく、 "医療費の基準" も定かではないとしたならば、先ずは "医療費支払い" に関しての、いわば "インフォームド・コンセント" (治療に関する同意)を徹底すること、その前に "医療費の基準" を "公明正大" にすべきではなかろうか。そうする義務がありそうだ。
こんなにも暮らしにくい人間社会の時代にあっては、もはや、人間たちがペットたちに慰められることは珍しくなくなったご時世である。現に、ペットを飼う人口は決して一部の富裕層に限定されたものではなくなっている。要するに、一般化しているわけだ。
その医療費問題ならば、ひょっとしたら "国民的課題(?)" になりつつあるのかもしれない......。政治や世論によるきちんとした "交通整理" が是非とも必要だということなのではなかろうか...... (2009.12.06)
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