冬鳥 "ツグミ" と "雉も鳴かずば撃たれまい" のことわざ ......

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 昨日までは気温は低くても陽射しがあったのでまだましであった。しかし、今日はまったく陽射しもなくて、まさに味気ない "冬日" である。
 冬といえば、昨日、珍しい野鳥 "ツグミ" を見た。そして、一応フォトまで撮ることができた。 "ツグミ" は代表的な "冬鳥" だそうだ。
  "冬鳥" とは、<主として越冬のために日本より北の国から渡ってきて、冬を日本で過ごし、冬が終わると再び繁殖のために北の国に渡って行く鳥。ツグミ、ジョウビタキ、ユリカモメ、マガモ、オオハクチョウ、マナヅル、オオワシなど。>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)とある。
 
 そういえば、今朝のウォーキング時には川辺でコバルト・ブルー鮮やかな "カワセミ" も見かけた。どういう成り行きかは知らないが、そのコバルト・ブルーという色は、人目につくことおびただしく今日のような薄暗い曇天の日でも羽ばたけば嫌でも目に入る。
 よく、大きな望遠レンズ付のカメラに "振り回されて" (?) "カワセミ" を追っかけているアマチュア・カメラマンがいるものだ。そしてその大半が "年配者" である。
 今までさして気にしなかったが、彼らが "カワセミ" の "追っかけ" となっているのは、姿が美しいからという一般的な理由にも頷けるが、ほかに "探し易いから" というワケも潜んでいるのかもしれない。あの鮮やかなコバルト・ブルーであれば、どんなに身が小型で動きがハイスピードであっても、視力の衰えた年配者の目によっても十分に "追っかけ" が可能であるに違いないからである。
  "カワセミ" の "追っかけ" であれば、出没すると言われている場所に隠れてさえいれば、やがて飛来するだろうし、飛来すれば "目立つ" ことだろうし、一枚も撮れずに "坊主" で帰路につくという情けないことにはならない。してみると、 "カワセミ" ちゃんたちは、 "年配者御用達の野鳥" だと言えるのかもしれない......。
 なんて、他人事のような口を利いているが、その "年配者" の風下にはこの自分もしっかりと仲間入りしていることを否定はしない。
 で、話は "ツグミ" の件に戻る。
 隣家の庭に飛来していたこの野鳥を見つけたのは、ちょうどベランダで洗濯物干しをしていた家内だった。
「ヘンな鳴き声、まるで犬みたいに鳴いてる鳥が来てる......」
と教えに来たのだ。 "犬みたいに" ワンワン鳴く鳥なんていないだろう......、とそれでも興味津々でベランダに出てみる自分であった。
 家内が指差す方を見ると、確かに、あまり見かけない野鳥が、お隣の庭の、赤い実をたわわに付けた南天の枝にとまっていた。よく見かけるヒヨドリやムクドリとも違っていた。 "眼の上部(眉毛に相当する部分)と腹部は白色" という特徴から、手元の野鳥辞典で調べると "ツグミ" だったのである。

 早速、何はさておいてもと、望遠機能が付いたデジカメを持ち出した。やや遠いかと思われたがとりあえずベランダから撮り、その後、外に出ていくらか接近してまた撮るという忙しさであった。
 その間、鳴き声は耳にしなかった。まさか、ワンワンと鳴くわけはなかろう、家内が言ったのは犬が甘える時に鳴くキュンキュンとでもいうあたりではないかと推測していた。が、まったく鳴き声は聞こえなかった。
 物の本によると、そもそも "ツグミ" はあまり鳴かないのだそうだ。<ほとんど鳴く様子を見られない生態から、口をつぐむの意で「ツグミ」と呼ばれるようになった>(前述サイト)とあり、要するに "口がかたい" というか、 "無口" で "気丈夫" な野鳥だそうな。
 越冬のために日本へ渡って来たり、再び繁殖のために北の国に渡って行く時には "群れ" となる "冬鳥" だそうだが、日本での滞在中は、いわば "自由行動時間" のようで、その期間は "独り" で気ままに過ごすらしい。
 だが、 "気まま" ではあっても、 "お一人様" の時は "やはり危ない!" という決まり切った常識を、野鳥ながら、いや野鳥だからこそ心得ているのであろうか。 "雉も鳴かずば撃たれまい" (よけいなことを言わなければ災難にあわなかったろうに、の意)ということわざは、鳥仲間では意外と "周知の事実" だったりしてね...... (2010.01.11)












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