"みぞれ" 混じりの雨(初雪?)となった。どうやら世界各地でも "異常寒波" が猛威を振るっているようだし、日本にもその影響が及ぶとかだ。いよいよ "冬本番" ということのようだ。自然現象と人間界の情勢とはもちろん別ではあろうが、 "異常気象" と "世界の異常" とが妙な相関関係を持たなければいいが、と思ったりする......。
ところで、天候どころじゃないよと言いたげな "日本航空" の経営問題は、どうやら出口が見えてきたようだ。一体、どうなって行くのかと思っていたら、結局、 "大なた" が振り降ろされることになりそうだし、同社の "企業年金" という一見ナーバスな問題の方も、ようやく落ち着くところに落ち着いて行くといった気配だ。
この問題の推移を見るとはなく見ていても、現在という時代環境は、一頃のような過去を引き摺る "甘さ" がおいそれとは許されず、 "最悪" 事態の想定がリアルに引き寄せざるを得ない、というそんな状況だという印象を受ける。株の取引で言えば、 "損切り" をすることで被害をより大きくしない、という空気なのであろう。
もちろん、真っ先に "奈落の底" へと追いやられ、 "尋常ならざる下降傾斜" をいち早く味わう羽目になっている庶民としては、楽観色の払拭に関してはとっくにスタンバイOKとなっているに違いない。
火災や地震などによる森の大災害を、事前に察知できるのは、現状で恩恵を被っている大型動物にあらず、四六時中、常に危険を抱え込んで生き延びている小動物たちだと言われてきたが、まさにその通りなのかもしれない。
もはや "捨てるもの" を持たない人々こそが、直感的にではあろうが、時代が刻んで行く泥沼の轍(わだち)の行方をそれとなく見通すのかもしれない......。
ところで、天候どころじゃないよと言いたげな "日本航空" の経営問題は、どうやら出口が見えてきたようだ。一体、どうなって行くのかと思っていたら、結局、 "大なた" が振り降ろされることになりそうだし、同社の "企業年金" という一見ナーバスな問題の方も、ようやく落ち着くところに落ち着いて行くといった気配だ。
この問題の推移を見るとはなく見ていても、現在という時代環境は、一頃のような過去を引き摺る "甘さ" がおいそれとは許されず、 "最悪" 事態の想定がリアルに引き寄せざるを得ない、というそんな状況だという印象を受ける。株の取引で言えば、 "損切り" をすることで被害をより大きくしない、という空気なのであろう。
もちろん、真っ先に "奈落の底" へと追いやられ、 "尋常ならざる下降傾斜" をいち早く味わう羽目になっている庶民としては、楽観色の払拭に関してはとっくにスタンバイOKとなっているに違いない。
火災や地震などによる森の大災害を、事前に察知できるのは、現状で恩恵を被っている大型動物にあらず、四六時中、常に危険を抱え込んで生き延びている小動物たちだと言われてきたが、まさにその通りなのかもしれない。
もはや "捨てるもの" を持たない人々こそが、直感的にではあろうが、時代が刻んで行く泥沼の轍(わだち)の行方をそれとなく見通すのかもしれない......。
どうしても人間は、 "希望的観測" という習性からは自由になれない。人間を生かす(活かす)パワーとしての "希望" は、確かに捨てがたいものだ。しかし、また "希望" と "思い込み" との相違について自覚することは必須だと感じている。
"希望無くして生きろ、というのか" などと居直るべきではなかろう。むしろ "希望が無くても、それでも生きる" という "したたかさ!" こそが、この時代を生き抜く者たちのリアルな処方箋であるに違いない。
こうした "ボトム" な状況では "何が欠かせないのか" という地を這うような視点だけが重要でありそうな気がしている。それ以外の "上から目線" で描かれた空疎なまやかしものを、それとなく黙殺して行けるのかどうかだ...... (2010.01.12)
"希望無くして生きろ、というのか" などと居直るべきではなかろう。むしろ "希望が無くても、それでも生きる" という "したたかさ!" こそが、この時代を生き抜く者たちのリアルな処方箋であるに違いない。
こうした "ボトム" な状況では "何が欠かせないのか" という地を這うような視点だけが重要でありそうな気がしている。それ以外の "上から目線" で描かれた空疎なまやかしものを、それとなく黙殺して行けるのかどうかだ...... (2010.01.12)
コメントする