ストレス原因の "冷え性(低体温)" という現代人病と "湯たんぽ" との親和関係? ......

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 まだまだ朝晩は冷え込むため、外猫たちのための猫小屋には相変わらず "湯たんぽ" を二個も入れてやっている。外猫のうちの一匹は、年齢不詳ではあるが多分十数歳以上となっているはずの高齢である。黒猫は長生きすると聞いたこともあるが、加えて食欲が旺盛であることも長生きをしている理由かと思っている。
 そんな猫だから、冬の冷え込みで体調を崩させたくないため、面倒ではあるが "湯たんぽ" を欠かさず取り替えてやっている。当人(?)も大いにありがたがっている様子だ。

 で、この "湯たんぽ" が今結構人気を集めているらしい。ホームセンターなどでも、他の暖房用品に負けず劣らずの展示スペースが与えられ、安売りの目玉商品のひとつともなっている。
 景気低迷最中での節約志向が "湯たんぽ" への人気を呼んでいるのかと了解していたが、確かにそれもありそうだが、それよりも、主たる理由は別のところにありそうであった。
 昨日、あるTV報道番組で、「 "冷える" カラダ ~温かい体を取り戻せ~」(NHK 特報首都圏 2010.01.29)というものを観た。
 かねてより、 "体温" と健康という関連には関心があったからだ。
 たとえば、新聞の広告欄で『体温を上げると健康になる』(齋藤 真嗣 著 / サンマーク出版 / 2009/3/16 )という単行本の謳い文句に、<体温が1度下がると免疫力は30%低下する。米国・EU・日本で認定されたアンチエイジングの専門医が教える体温アップ健康法。>と書いてあるのを目にすると、なるほど、そうかもしれないな......、と共鳴したりしていたものであった。
 番組では、現代人が< "冷える" カラダ>となっているのは、相応の原因があると解説していた。
  "体温" は要するに "血流" の良し悪しから来るもののようだが、その "血流" の良し悪しに大きく作用しているのは、何あろう "交感神経" の働きと "副交感神経" の働きのバランスなのだそうである。
 つまり、 "交感神経" が活発となると体の "抹消" 部分、手足などの "血流" が抑制される。かつて、これはどういうワケかと考えたことがあったが、人の "交感神経" が活発化する場合とは、要するに "危機的(緊張)状態" に直面する場合であり、その際には手足などの体の "抹消" 部分が怪我をする可能性も高まるために、毛細血管が収縮して万が一の時にも出血が少なく済むように......、だという説明が説得的であった。
 ところが、現代人は "ストレス!" というかたちでの "危機的状態" に四六時中直面する生活を強いられていて、その結果、手足などの体の "抹消" 部分の "血流" 悪化が常態化しているというのである。
 どうも、こうした事情によって現代人はいわゆる "冷え性" となりがちであり、また、 "低体温" という傾向も強まっているらしいのだ。

 さらに、 "体温" の状態と体の "免疫力" とは密接な関係があるとのことである。
 体内の細胞には、<ヒートショックプロテイン(HSP)>というタンパクがあり、これは、傷ついたタンパクを修復する働きを持つという。
 また、この "HSP" が増えると、ウイルスや癌細胞と闘う "白血球" や "NK細胞" の働きが高まり "免疫力" を向上させることになるらしい。
 癌治療の臨床現場でも実際、 "体温を上げる" という方法で、 "副作用のない" 癌治療法として応用されてもいるようだ。
 したがって、健康な人の場合でも、 "体温を上げる" ことによって "免疫力" などの防御機能を高める効果が期待できるとのことであった。

 それで、どうすればいいのかという対処法となるが、基本は、「筋肉を鍛えることで基礎代謝量が増え、平熱が上がっていく」(前述書の紹介文)ようであり、太腿の筋肉を活性化させるために歩くことが良さそうである。そうか、ウォーキングはいいことなんだな、と意を強めることになった。
 即効的には、 "しょうが" などの食材の摂取、そして冒頭の "湯たんぽ" を太腿の上に抱えて座るという簡単な方法も効果があるらしい。
 しかし、 "交感神経" の働きを優位にせざるを得ない現代人の生活状況を何とかすべきなのであろうし、さもなくば、 "副交感神経" を作動させるような "クールダウン" のための諸策をまじめに考えるべきなのかもしれない...... (2010.01.30)












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