今、一番 "言語力" が問われている者とは一体誰なの? ......

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 二者の "豪腕" 、あるいは "ツートップ" と言ってもいいのかもしれない面々が、いよいよ追い詰められているごときである。
 が、自分の予感では、大きな "禍根" を残しつつ、それでもなお "居座り続ける" という着地点を得るのではなかろうか。だからこそ "豪腕" という、半ば揶揄を含んだ "悪名" を得て来たものかとも思われるのだ。
 一方は、<朝青龍側、警視庁に示談書提出>(asahi.com 2010.02.03 )と報じられており、 "立件" 見送りに向けて "送り出し" とでも言うべき技(相手の後ろにまわって土俵の外へ押し出すわざ、だとか)が繰り出されたようである。
 が、常識的に推論するならば、 "示談書" なるものは、肩がぶつかったくらいでは交わされないものであろう。巷間では、 "~千万" という "示談金額" だったとも言われているが、そうであればその高は "被害者" 側の何らかの "被害" の深さと見合っているものだと推測されて然るべきなのではなかろうか。

<「(朝青龍関を)許します。被害届は提出しません」との趣旨の文面で、男性の署名と朝青龍関の弁護士の押印があり、示談金額が記載されている。暴行については触れていないという。 >( asahi.com 同上)

 警視庁麻布署当局が "刑事" 的側面をどう考慮するのかわからないが、すでに当事者の一角である相撲協会は "お手盛り" と言われてもしょうがないような "事情聴取" を済ませて、 "送り出し" の技を "追認する" ような判定に傾きつつあるとも聞く。
 片や、政界の "豪腕" の方も、ここに来て "不起訴" の方向に傾いているとかである。
<小沢氏、不起訴の公算 東京地検、現状では「立証困難」>(【共同通信】2010/02/03 00:17 )と報道されている。
 実際、この辺の報道についてもどういう "位置づけ" (正式発表なのか? いわゆる "リーク" なのか?)であるのかは気になるが、以下のごとくとなっていた。

<小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は2日、政治資金規正法違反容疑で逮捕した元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)らの共犯として告発された小沢氏について、現状では立証が困難として不起訴の方向で検討を始めたもようだ。
 石川容疑者、後任の元私設秘書池田光智容疑者(32)、公設第1秘書大久保隆規容疑者(48)=公判中=の拘置期限は4日。特捜部は同日まで取り調べを続け、小沢氏の関与の程度を見極めた上で、本人の刑事処分について上級庁と最終確認するとみられる。......>

 こうした報道が複数の新聞各社から出されるところを見ると、政界の "豪腕" も、今回はかなりの "深手" を負うことにはなったようだが、 "豪腕" というカンバンを降ろさなくて済みそうな気配ではないか。
 しかし、この時点で、仮に "難を逃れる" ことができたとしてもこの "ツートップ" が地下に潜ませている "アスペリティ" <アスペリティ(asperity)は字義通りには、荒々しさ、(言葉の)激しさ、(表面の)ざらざらしていること、などをいう名詞であるが、地震学では、震源域の中で大きくずれ、大きな揺れを起こす地震波が出ると考えられる部分を指す。>(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)は、ほぼ確実に将来への "禍根" となるに違いない......。

 ところで、今日書き始めたかったテーマは、表題が示すように別なところにあった。つまり、 "豪腕" たちを "豪腕" 足らしめるのは、ご当人たちのパワーもさることながら、彼らの眼下で、まるで "蛇に見込まれた蛙" (恐ろしいものや苦手なもの、強い相手の前などで、身がすくんで動くこともできなくなる状態のたとえ。)のごとく振舞う者たちが問題だと思われてならないのである。
 しかも、さらに問題の根源に迫るならば、そうした者たちの "言語力" の "異常さ" が問われてよいと思えるのである。
 最近、日本人の "言語力" が危ないとか、問題だとかと頻繁に言われている。この日誌でも、何度かにわたって書いてきた。ちなみに以下のとおりである。

<思考や感覚の"エコノミー"の過度な追求とその弊害? ......>(2009.11.26)
< "サッカーのワールドカップ日本代表" も訓練課題にする "言語力の育成"  ......>(2009.11.27)
<この日本社会での<"言語力"が危ない>問題はもっと着目されていい ......>(2009.11.29)
<人間は "考える動物" であるものの、容易に "思考停止状態!" へと滑り込む ......>(2009.12.02)

 また、 "言語力" の問題性が注目され始めたのは良いとして、それでもなお焦点がボケていてコアな問題が見過ごされているような様子なのが気になる。
  "言語力" とは、
<●情報を整理する
 ●考えを組み立てる
 ●根拠を示して説明する>( ex.<「"言語力"が危ない~衰える 話す書く力~」/NHK『クローズアップ現代』NO.2822/2009.11.25>)
という総合的力量のこと、つまり "思考力" 以外ではない。これが低下するならば、容易に "思考停止状態!" へと滑り込み、百も承知二百も合点の事実の周囲を右往左往するというバカバカしさを演じてしまうのであろう...... (2010.02.02)












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