"バンクーバー冬季オリンピック" の開会式、カッコ良かったなぁ。
<自分は "猫系人間" なのだろうか "ウインタースポーツ" にはまるっきり縁がなく......>なんぞと斜に構えていたが、あの "オープニング・フィルム" は実に感動的であった。 "スノー・ボーダー" の巧みな滑りに目を見張ったわけだが、それも含めて "(空撮)フィルム" 全体が素晴らしい構成、出来映えだと感じさせられた。
最初に都市や港の風景があり、ものすごいスピード感を持って山岳地域へと移行し、そして荘厳さを漂わせる険しい雪山へとあっと言う間に観る者たちを運んで行く。
そして、山頂に立つ一人の "黒尽くめの忍者" (?)の姿をキャッチする。 "命知らず" の "スノー・ボーダー" である。
その姿は、どこか違うのだ。某時代劇大河ドラマでのオープニング・ショットで、まるで "山頂に置き去りにされてしまった" かのようにも見えた男の図とはどこか違って、いかにも "やりそう" である。
と、心配顔で観ている者(自分のことです)たちを置き去りにして、その "黒尽くめの忍者" は、何の躊躇もなく急傾斜の雪面へと飛び込む。ああーっ、やっちゃった、とんでもないことをやっちゃった。とすれば、行き着くとこまで行くっきゃないな......。
しかし、まあ大丈夫なんだろう、これは "ライブ画像" ではないはずだから、コケることろなんぞ収録しないだろうから......。が、それにしてもこんな光景は "映画007" の雪山での "追っかけっこ" 場面以来となる。
<自分は "猫系人間" なのだろうか "ウインタースポーツ" にはまるっきり縁がなく......>なんぞと斜に構えていたが、あの "オープニング・フィルム" は実に感動的であった。 "スノー・ボーダー" の巧みな滑りに目を見張ったわけだが、それも含めて "(空撮)フィルム" 全体が素晴らしい構成、出来映えだと感じさせられた。
最初に都市や港の風景があり、ものすごいスピード感を持って山岳地域へと移行し、そして荘厳さを漂わせる険しい雪山へとあっと言う間に観る者たちを運んで行く。
そして、山頂に立つ一人の "黒尽くめの忍者" (?)の姿をキャッチする。 "命知らず" の "スノー・ボーダー" である。
その姿は、どこか違うのだ。某時代劇大河ドラマでのオープニング・ショットで、まるで "山頂に置き去りにされてしまった" かのようにも見えた男の図とはどこか違って、いかにも "やりそう" である。
と、心配顔で観ている者(自分のことです)たちを置き去りにして、その "黒尽くめの忍者" は、何の躊躇もなく急傾斜の雪面へと飛び込む。ああーっ、やっちゃった、とんでもないことをやっちゃった。とすれば、行き着くとこまで行くっきゃないな......。
しかし、まあ大丈夫なんだろう、これは "ライブ画像" ではないはずだから、コケることろなんぞ収録しないだろうから......。が、それにしてもこんな光景は "映画007" の雪山での "追っかけっこ" 場面以来となる。
"オープニング・フィルム" の、こうした "スピード感" に満ちた光景は、これから始まる "ウインターゲーム" の数々が、このコンセプトで貫かれているんだかんね! と無言のうちに語っているかのようであった。
しかし、この "フィルム" の感動場面は "もう一幕" 用意されていたのだ。これがまた憎い演出であり、この "フィルム" は単なる "スピード・ファン" を歓喜させるだけで終わらせません! と念を押しているかのようであった。
数々の急勾配の雪面を耐えて来た "スノー・ボーダー" が麓のゴール地点に到達した時、そこに待ち受けていたのは、トーチ(たいまつ)を手にかざした者たちが雪斜面に大きく形作った "メープルリーフ" 、それはカナダの国旗の "楓" の葉の形であり、 "スノー・ボーダー" は、その中央上部から静かに滑り込み、葉の根元へと滑り抜けて行くのであった。まさにこの憎い "儀式" 的な場面が、 "ハイスピード" の光景で興奮させられた者たちの気分を、実に上手くクールダウンさせたはずである。この組み合わせが、言い知れぬ感動を演出していたのだろうと思われた。
で、 "一段落" かと思いきや、お客さん、やる時はやりまっせ! と言わぬばかりに、 "もう一幕" の "サプライズ駄目押し場面" が隠されていたのである。
ここからは、開会式会場のドームでの "ライブ" となる。スクリーンで活躍した "命知らず" の "黒尽くめの忍者" ボーダーが、仮設された "ジャンプスキー" 台から滑り、躍り出て、五輪の輪を潜り抜けながら見事に着地成功を果たすのである。さっきスクリーンで妙味を見せていたのは、このオレなんだかんね! と "見得" を切っているようにも見えないでもなかった。そりゃそうだ、大したものだと納得したものである。
そんなことで、 "映像" に関してはちょいとうるさい自分のような者を惹きつけたこの "オープニング・フィルム" は、それだけで "バンクーバー冬季オリンピック" 開会式を強く印象づけたのではなかったかと評価したい。
いろいろと深刻な世相に包まれる中で、時としてこうした有無を言わさず人を感動させるようなものは、正直言って悪くない、とそんな印象を受けた。やはり人を魅了するその "鍵" は、 "スリーS" 、つまりスピード、スリル、スマートさなのかな...... (2010.02.13)
しかし、この "フィルム" の感動場面は "もう一幕" 用意されていたのだ。これがまた憎い演出であり、この "フィルム" は単なる "スピード・ファン" を歓喜させるだけで終わらせません! と念を押しているかのようであった。
数々の急勾配の雪面を耐えて来た "スノー・ボーダー" が麓のゴール地点に到達した時、そこに待ち受けていたのは、トーチ(たいまつ)を手にかざした者たちが雪斜面に大きく形作った "メープルリーフ" 、それはカナダの国旗の "楓" の葉の形であり、 "スノー・ボーダー" は、その中央上部から静かに滑り込み、葉の根元へと滑り抜けて行くのであった。まさにこの憎い "儀式" 的な場面が、 "ハイスピード" の光景で興奮させられた者たちの気分を、実に上手くクールダウンさせたはずである。この組み合わせが、言い知れぬ感動を演出していたのだろうと思われた。
で、 "一段落" かと思いきや、お客さん、やる時はやりまっせ! と言わぬばかりに、 "もう一幕" の "サプライズ駄目押し場面" が隠されていたのである。
ここからは、開会式会場のドームでの "ライブ" となる。スクリーンで活躍した "命知らず" の "黒尽くめの忍者" ボーダーが、仮設された "ジャンプスキー" 台から滑り、躍り出て、五輪の輪を潜り抜けながら見事に着地成功を果たすのである。さっきスクリーンで妙味を見せていたのは、このオレなんだかんね! と "見得" を切っているようにも見えないでもなかった。そりゃそうだ、大したものだと納得したものである。
そんなことで、 "映像" に関してはちょいとうるさい自分のような者を惹きつけたこの "オープニング・フィルム" は、それだけで "バンクーバー冬季オリンピック" 開会式を強く印象づけたのではなかったかと評価したい。
いろいろと深刻な世相に包まれる中で、時としてこうした有無を言わさず人を感動させるようなものは、正直言って悪くない、とそんな印象を受けた。やはり人を魅了するその "鍵" は、 "スリーS" 、つまりスピード、スリル、スマートさなのかな...... (2010.02.13)
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