"オーバーヘッド" を削減しつつ、機能アップを図るという当たり前の方向 ......

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 やはり、 "Windows Vista" は "重過ぎる" 。別な言い方をすれば、 "オーバーヘッド" (「間接費」と言う意味から転じたコンピュータ用語。あるコンピューターの処理を実行するのに付随する作業を指すもので、処理に時間がかかるようになるなど、システムの負荷になるものを指す。)が大き過ぎる。
  "Windows 7" が登場しているのに、いまさら "Vista" というのは、テンポが一周遅れにズレてはいる。これまで、 "Windows Vista" は "重過ぎる" という評判のため、本格的に使うのは敬遠してきたのだ。が、たまたま手元にあったプリインストール版のPCを使うことになり、いろいろとチューニングをしてみると、やはり噂どおりの "重さ" を痛感したのである。
 自分はどちらかと言えば、PCは "重装備" であるよりも、頻度高く使うアプリケーション・ソフトがサクサクと軽快に稼動する、そんなOSに好感を抱く。だから、今でこそ "Windows XP" を常用OSとしているが、ちょいと前までは "Windows 2000" を愛用していた。
 アプリケーション志向の立場に立つと、上位OSに乗り換えた時、必ずしも従来使って来たアプリケーション・ソフトが、そのOSに対応しているとは限らないのも、ホイホイと乗り換えたくない理由のひとつであった。
 ところで、 "重過ぎ" 、 "オーバーヘッド" が大き過ぎる "Windows Vista" であるが、確かに、セキュリティ面では厳重であるし、斬新な機能も評価できる。また、デザイン機能面でも優れている。それらを重視するならば価値ありとは言える。が、とにかくメモリの大容量搭載など "ハードウェア" の "重装備" を大前提としている点、また、従来のアプリケーション・ソフトに対する "非寛容" (?)(=使えない!)などが気に入らないわけだ。
 元より、マイクロソフトOSのアップグレードには、何がしかの "違和感" を禁じえないできた。ユーザーや現場での必要性を踏まえてのアップグレードというよりも、 "企業戦略的な意図" が見え見えだったからである。
 言ってみれば、まさに "右肩上がり" 時代特有の、先頭を走りながらユーザーに製品アップグレードとそれに伴う出費負担を誘う経営戦略だったように思う。

 今日、書きたかったテーマは、果たして時代環境は、何につけても "オーバーヘッド" を増大させるような路線は如何なものか? という点なのであった。 "重厚長大" 路線は、はるか以前に "軽薄短小" 路線へと移行したと見るのが一般的である。
 しかし、 "軽薄短小" 路線の代表格と言えるIT分野で、ユーザー負担の面で依然として "重厚長大" 路線っぽい動きが残っていることに疑問を感じるのである。
 IT分野は、原則的に言って、もっともっとユーザー負担が限りなく "無" に近づいて良いジャンルだと、そう考えている。
 話は飛躍するようでもあるが、 "オーバーヘッド" で気になるのは、やはり、社会的領域での "膨らみっ放し" の "行政" コストではなかろうか。
  "行政" というものも、国民・市民の(税)負担を限りなく軽減させる基本方向で、その上で機能アップが図られる、そういった "進化" が望まれて然るべきだ。
 課題が増大したから、税負担も増大すると言い張るようならば、そんな知恵も能力もない "子どもの遣い" のような役人たちや政治家たちは、時代に即していると言えないのではなかろうか。
 とことん、 "オーバーヘッド" を削減しつつ、機能アップを図るという当たり前の方向で、改革を進めてもらいたいものである...... (2010.02.23)












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