"地デジ番組の録画&DVDコピィ" については、すでに "手馴れた" 段取りで行っている。その状況は、既にこの日誌でも書いているので必要とあれば参照していただきたい。( c.f. 「PCを介しての "地デジ番組の録画&DVDコピィ" 体験レポート」 )
とりあえず、先ず先ず観るに耐える解像度( 720×480 )表示と、アスペクト比 16:9 の横長画面表示のDVD( DVD-RW )が作成できるため、 "地デジ番組の録画&DVDコピィ" としては一件落着の位置に到達している。
だが、 "不満" な点が無いわけではない。主な点は次の通りだ。
1.メニュー画面を付け加えたり、余分な部分の削除などの "編集" ができない点。
2.出来上がったDVDのコピィ( "孫コピィ" )ができないため、バックアップ無しの状態が不安である点。
こうした "不満" は、もちろん "地デジ番組" が、「CPRM = Content Protection for Recordable Media」というプロテクションによって保護されているからしかたがないということになる。このプロテクションの主旨は十分に理解できるし、 "違法コピィ" で金儲けをしようとするような不届き者が現れがちな世相であるから、了解できないこともない。
ただ、 "「コピー・ワンス」(Copy Once)" 方式から "ダビング10" 方式に改善されたとは言っても、一部のユーザーにとっての使い勝手が良くないのも事実だ。
その結果が、上記二点の "不満" に収斂(しゅうれん)することになると言えそうである。
これらの "不満" への対策(抵抗?)として "やるべきこと(?)" はやってみた。
先ず、上記1.の "編集" ができないか、という点である。
この点に関しては、「CyberLink PowerProducer 3 CPRM for I-O DDATA」というI-O DDATAの "ビデオキャプチャ" 付属のソフトを試してみた。
これは、 "DVD-RW" という書き換え可能のDVDメディアを利用してのDVD書き込みであればこそ "修正書き込み" ができる、という観点に立って、「CPRM」でプロテクトされたままで、 "修正部分" (削除部分)を書き込んでしまおうというものである。 "CM" 部分などを削除するだけの "編集" であれば十分に可能であった。
しかし、自分のやり方が悪かったためか、何とも "ギクシャク" としていた点、そして、 "VRの編集" という形式を採るため、録画した "ソースディスク" を "修正" してしまうため安心して作業ができない点などに、なおかつ "不満" が残り、結局、自分としては "却下" することにした。
もっと、 "スマート" な "編集" が可能ではなかろうか......、と。
上記2.の "不満" 点である。 "ダビング10" 方式は "10回" までの "コピィ" が許されているのだから、 "複数枚" のコピィを作ればいいじゃないか、と考えられないこともない。しかし、その必要性が確認されたわけではない時に、そうするのはかなりの抵抗感がある。
かと言って、まるで "永久保存版" のごとく、HDDに末永く保存しておくというのも現実的ではない。とかく、録画用のHDDスペースは混雑して行くものでもある。やはり、DVDなどの外部メディアに移動させて保存する、というのが一般的なはずである。
だからこそ、「CPRM」によってコピィ( "孫コピィ" )ができない録画DVDというのは、 "天涯孤独" という危なっかしい境遇となってしまうのだ。
こうした事情が自覚されるに至り、一度は "黙殺" することにしたフリーソフト "relCPRM" 路線に再着目することになった。
当初、 "ご法度" とされる "CPRM 解除" のフリーソフトとは一体どんなものか、と思いあくまでも "後学のため" にと思って興味を示しはした。が、いざ、試そうとすると、なんだかんだと副次的障害が小さくなく、また、所要時間の多大さにも閉口してしまった。そんなことで、一時は、 "ダメだこりゃ" 扱いをしていたのである。
が、上記 "不満" 二点が高じるに及び、 "やっぱりダメか?" という思いとなり、しつこくも挑んでみたところ、 "relCPRM" と、もう一つのフリーソフトである "DVD Flick" とを組み合わせることで、 "CPRM 解除" のターゲットDVDが首尾よく出来上がってしまったのだった。このターゲットDVDは、 "DVD Shrink" の機能で "圧縮" を掛けて "4.3GB DVD-R" に焼き込んだものの、ほとんど "CPRM 付き" であった "録画DVD" の状態から何ら遜色がないもののように評価している。もちろん、アスペクト比率" も "16:9" であり、PCの一般的な環境でも再生可能であるし、決してビデオ再生装置も "CPRM 対応" の装置に限定されることもない。
もとより、自分の場合、こうした "地デジ番組の録画&DVDコピィ" は、自身での鑑賞のためだけに限定して始めたわけなので、 "CPRM 解除" は技術的に可能という判明時点で、これ以上の詳細な言及は慎んでおいた方が良さそうか...... (2010.03.27)
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