暖かくなったのはいいが、今日はやたらに風が強かった。自転車に乗っていても、砂埃が横殴りで吹きつけてきたり、一瞬、よろめきそうにもなった。
また、その強い風で自転車が横倒しにさせられた光景を、あちこちの自転車置き場で眼にすることにもなった。
確か今日は天気予報でも全国的に "荒れ模様" だと報じていたように思う。そして、こんな強い風のせいなのだろうか、静岡県では<東富士演習場で野焼き作業中の男性3人が死亡>( asahi.com 2010.03.20 )という痛ましい事故があったようだ。事情はよくはわからないが、強風のせいだとしたならば、こんな気象コンディションの崩れが予報された時に、ただでさえ危険と隣り合わせの "野焼き" をよく敢行したものだと、違和感を感じた。しかも、 "災難救助" の総元締めでもある自衛隊のホームグラウンドで、そんな事故が起きたとなると、どうして? という思いを禁じえない......。
また、その強い風で自転車が横倒しにさせられた光景を、あちこちの自転車置き場で眼にすることにもなった。
確か今日は天気予報でも全国的に "荒れ模様" だと報じていたように思う。そして、こんな強い風のせいなのだろうか、静岡県では<東富士演習場で野焼き作業中の男性3人が死亡>( asahi.com 2010.03.20 )という痛ましい事故があったようだ。事情はよくはわからないが、強風のせいだとしたならば、こんな気象コンディションの崩れが予報された時に、ただでさえ危険と隣り合わせの "野焼き" をよく敢行したものだと、違和感を感じた。しかも、 "災難救助" の総元締めでもある自衛隊のホームグラウンドで、そんな事故が起きたとなると、どうして? という思いを禁じえない......。
まあ、仕事レベルの計画となると、さまざまな事情から、予想された気象状況だけで計画変更をするのは難しいのかもしれない。しかし......、という気がしてならない。
たまたま今日は、出先で、これもまた "大丈夫かなぁ?" という "危なっかしい" 光景を眼にした。
交差点に面した7、8階建てのビルが壁面の工事でもするらしく、 "足場" を組んでいるところなのであった。昨今の建築現場での "足場" は、鉄製パイプをジョイント金具で繋ぎ繋ぎしながら上層へと積み上げて行くものが一般化している。
そして、これらの構築作業は、多くが昔ながらの "鳶職人" たちの "勇敢" な手作業によって賄われているようである。
自分がその光景を目にした時には、すでにビルの片面に沿って、その "足場" が最上階の7、8階の高さにまで達していた。
そして、その最上部分の "足場" で、二人の "鳶職人" が、ハンマーで鉄製パイプの各所をカンカンと打ち叩いている作業の真っ最中であった。
何をしているのかと思えば、どうも、鉄製パイプのジョイント部分が "緩み" なく結合されているかどうかを確認しているかのように見えた。如何にも、危なっかしい光景以外ではなかった。しかも、柱となるのであろう、さらに上へと伸ばした鉄製パイプが、横との結合がまだなされていないようで、妙にユラユラと揺れてもいたのである。
こんな光景を、まるでヒマ人よろしくボケーッと眺めていたのは、元よりこうした現場作業を観察するのは嫌いではないからだが、加えて、今日の "強風" が気になっていたからなのだ。現に、その現場の近くの歩道でも、止めていた自転車が横倒しになったりもしていた。
何か、アクシデントがあったとしても全然不思議ではない条件が重なっているかに感じていた。完成した "足場" というものは、確かに、安全性は確保されるはずだ。しかし、 "積み木" 作業の、そのプロセスにあるそれが安全だなどと一体誰が言えるのか......。まして、 "強風" を物ともしない "勇敢" な一業者が施工する工事なら、尚のこと周囲が "自己防衛" 的に気遣うほかはなさそうだと、そんなことを考えていた。
自分は道路を挟んだ向かい側の歩道から見上げていたのであったが、事もあろうに、現場側の歩道を、見上げながら歩いている "命知らず" の歩行者がいたのには思わずぞっとしたものであった。余程、 "安全神話" の虜(とりこ)となり続けているのであろう......。自分には到底考えられない光景であった。ビル建築現場で、クレーン者が倒れて大惨事となったケースが何回もあったはずである。その筋の専門家と見なされた者たちが、意外にも凡ミスを犯していたことも多々あったかに思う。
まあ、最後まで見届けるほどにはヒマではなかったので、何もなければいいが......、と思いながらその場を後にした。
しかし、振り返ってみると、やはりその施工業者はちょっと "乱暴" ではなかったかと疑念が残っている。
と言うのも、通常、そうした工事の際には、歩行者などの安全をキープしたり、誘導したりする "監視員" の存在が必須のはずだ。が、どうも振り返ってみるとそうした "制服作業員" の姿はなかったかに思えるからだ。
不条理にもとんだ災難を被ってからアレコレと論を尽くしても、まさに "後悔、先に立たず" であろう。 "自己防衛" 的に気遣うほかなさそうなのが、危なっかしい現代環境だと言うべきか...... (2010.03.20)
たまたま今日は、出先で、これもまた "大丈夫かなぁ?" という "危なっかしい" 光景を眼にした。
交差点に面した7、8階建てのビルが壁面の工事でもするらしく、 "足場" を組んでいるところなのであった。昨今の建築現場での "足場" は、鉄製パイプをジョイント金具で繋ぎ繋ぎしながら上層へと積み上げて行くものが一般化している。
そして、これらの構築作業は、多くが昔ながらの "鳶職人" たちの "勇敢" な手作業によって賄われているようである。
自分がその光景を目にした時には、すでにビルの片面に沿って、その "足場" が最上階の7、8階の高さにまで達していた。
そして、その最上部分の "足場" で、二人の "鳶職人" が、ハンマーで鉄製パイプの各所をカンカンと打ち叩いている作業の真っ最中であった。
何をしているのかと思えば、どうも、鉄製パイプのジョイント部分が "緩み" なく結合されているかどうかを確認しているかのように見えた。如何にも、危なっかしい光景以外ではなかった。しかも、柱となるのであろう、さらに上へと伸ばした鉄製パイプが、横との結合がまだなされていないようで、妙にユラユラと揺れてもいたのである。
こんな光景を、まるでヒマ人よろしくボケーッと眺めていたのは、元よりこうした現場作業を観察するのは嫌いではないからだが、加えて、今日の "強風" が気になっていたからなのだ。現に、その現場の近くの歩道でも、止めていた自転車が横倒しになったりもしていた。
何か、アクシデントがあったとしても全然不思議ではない条件が重なっているかに感じていた。完成した "足場" というものは、確かに、安全性は確保されるはずだ。しかし、 "積み木" 作業の、そのプロセスにあるそれが安全だなどと一体誰が言えるのか......。まして、 "強風" を物ともしない "勇敢" な一業者が施工する工事なら、尚のこと周囲が "自己防衛" 的に気遣うほかはなさそうだと、そんなことを考えていた。
自分は道路を挟んだ向かい側の歩道から見上げていたのであったが、事もあろうに、現場側の歩道を、見上げながら歩いている "命知らず" の歩行者がいたのには思わずぞっとしたものであった。余程、 "安全神話" の虜(とりこ)となり続けているのであろう......。自分には到底考えられない光景であった。ビル建築現場で、クレーン者が倒れて大惨事となったケースが何回もあったはずである。その筋の専門家と見なされた者たちが、意外にも凡ミスを犯していたことも多々あったかに思う。
まあ、最後まで見届けるほどにはヒマではなかったので、何もなければいいが......、と思いながらその場を後にした。
しかし、振り返ってみると、やはりその施工業者はちょっと "乱暴" ではなかったかと疑念が残っている。
と言うのも、通常、そうした工事の際には、歩行者などの安全をキープしたり、誘導したりする "監視員" の存在が必須のはずだ。が、どうも振り返ってみるとそうした "制服作業員" の姿はなかったかに思えるからだ。
不条理にもとんだ災難を被ってからアレコレと論を尽くしても、まさに "後悔、先に立たず" であろう。 "自己防衛" 的に気遣うほかなさそうなのが、危なっかしい現代環境だと言うべきか...... (2010.03.20)
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