通りを行き交うクルマの数がやはり少ない。正月と同様、いや正月よりもさらに閑散としているかもしれない。相変わらず高速道路が各地で渋滞しているようだから、クルマはみんなそうした方面に流れ込んでいるのであろう。
こんな行楽日和の良い陽気となれば、 "ふるさと" がある者は "帰省" 、また "ふるさと" があろうがなかろうが、クルマで "遠出" をしてみたくなるのは誰しも同じなのであろうか。しかも "渋滞" することがわかっていても飛びつくのは、この願望がいかに根強いかが窺い知れる。 "国民的願望!" とさえ言ってよさそうか......。
自分なんかは "渋滞" なぞは真っ平御免であるが、ひょっとしたら、中には、 "渋滞" もまんざら忌避しないという人もいるのだろうか。つまり、年始の初詣でのあの混雑を受け容れる人々は、意外と雰囲気を楽しんだりしていそうでもあるからだ。
まあ、安全運転に徹して、精々日頃のストレスを思う存分解消させてください、といったところか。
そう言えば、 "休日分散化" 案というのがあったことを思い起こす。高速道路の渋滞についても、この "案" の実施で "緩和" されることになるのであろうか......。
<GWなど5地区で休日分散化 政府が提示 2010.3.3 23:52
政府は3日開いた観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)の分科会で、休日の「分散化案」を提示した。
全国を北海道、東北、北関東▽南関東▽中部と北陸信越▽近畿 ▽中国と四国、九州、沖縄-の5地区に分割。ゴールデンウイークは憲法記念日、みどりの日、こどもの日をそれぞれ記念日として残したまま、南の地区から順番に土日を合わせて5連休とする。
一方、秋の大型連休では海の日、敬老の日、体育の日を残し、その3日分の休日を土日と合わせ、北の地区から5連休をとるという内容だ。春と秋の大型連休の時期をずらすことで、観光地の混雑緩和や雇用創出を図る。
祝日法改正も視野に政府は早ければ平成23年度からの実施を目指す考えだが、産業界には「中小企業は有給休暇を取りにくい」「製造業は受注状況によって休みを取りにくい」などとまどいの声もあり、実現には時間がかかりそうだ。>(「GWなど5地区で休日分散化 政府が提示」/2010.3.3 23:52)
<春と秋の大型連休の時期をずらすことで、観光地の混雑緩和や雇用創出を図る>という狙いは、確かに "一見合理的" であるかもしれない。ただ、いろいろと支障も出てくるだろうし、ここまで "手の混んだ策" が必要なのかどうかについては正直言ってよくはわからない...... (2010.05.03)
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