"2010 FIFA ワールドカップ南アフリカ大会" で、 "参院選" の影も薄れる(?)空気であろうか。とくに、日本時間25日金曜日早朝に行われた "日本 vs デンマーク" 戦は、人々の関心を一気に引き寄せてしまい、 "国政選挙" への関心なぞまるで頭の隅にさえ入り込む余地がないような格好にさせているのかもしれない。少なくとも、午前3時からTV観戦した "半徹夜" の人たちのその後の "眠い" 一日の胸中には "参院選" のことなぞはあろうはずがなかったかも......。
この日の勝利によって、29日の "対パラグアイ戦" が引き続くことにもなり、 "決勝トーナメント進出" という快挙は、よんどころなく "国政選挙・参院選" の位置づけを "曖昧なもの" にしつつある(?)ように見えないわけでもない......。ちなみに、次のような記事も目に付いた。
< サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で日本が決勝トーナメントに進出したことを受けて、旅行会社が企画する今月29日のパラグアイとの試合を観戦するツアーには、25日になって申し込みが相次ぎました。
今月29日に行われる日本とパラグアイの試合を観戦するツアーは、FIFA=国際サッカー連盟が指定した旅行会社が企画しています。......日本が決勝トーナメントに進めるかどうか決まっていない3日前から24日までにおよそ10人がすでに申し込んでいましたが、25日朝から申し込みが相次ぎ、午後には30人の定員に達したということです。また、JTBが募集した27日成田空港を出発するツアーなどにも、25日夕方の締め切りまでに5人が申し込んだということです。>(観戦ツアーに申し込み相次ぐ/NHKニュース/6月25日 18時58分)
また、今や "サッカー" のW杯の位置づけは、国際的にもしっかりと "政治レベルと比肩" するかのようであり、以下のようなニュースも眼を引いた。
< [パリ 24日 ロイター] フランスのニコラ・サルコジ大統領は24日、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で1次リーグ敗退を喫した同国代表の主将ティエリ・アンリと会談した。
政府報道官によると、同会談はアンリからの要請で実現。南アフリカから帰国したばかりのアンリは、パトカーの先導でル・ブルジェ空港からエリゼ宮(大統領府)へ直行し、正面入口で待ち構える取材陣を避けるように裏口から中に入った。
前回大会で準優勝したフランスは、南アフリカ大会では内紛騒動に揺れ、1勝もできないまま1次リーグで敗退。ロゼリーヌ・バシュロナルカン保健・スポーツ相は、「フランス・サッカー協会(FFF)会長の辞任は避けられない」と話している。>(サッカー=サルコジ大統領、W杯1次敗退の仏代表主将と会談/ロイター/2010年 06月 25日 13:59 JST)
ここしばらく続くであろう "W杯への熱狂" と "国政選挙・参院選への関心" との奇妙な "闘い(?)" は、どちらが今年の梅雨時の "不快指数" を吹き飛ばしてくれるのであろうか? こうした "人々の関心のフラット化(?)"とでも言うべきうねりが "新しい世界" を構成しているんですかね ...... (2010.06.26)
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