"iPad" だ "iPhone 4" だと、今 "Mac" の "Apple" は大人気、大盛況のようだ。
自分は、 "Windows" を使い続けてきたものだから専ら "Microsoft" の製品ばかりに馴染んできた。
"写真・デザイン" 方面にも興味があり、 "Photoshop" というアプリケーションソフトを使い始めた時には、 "デザイナー専用PC" とも言われていた "Mac" PCにも慣れようかと考えたことがあった。が、 "Windows" 用の "Photoshop" がリリースされるに及び、ならば "Windows" でいいか、と結局、 "Mac" PCへの関心を眠らせてしまった。
それ以外に、 "Apple" と "Mac" PCに目が向いたのは、PC筐体(きょうたい)のデザインが斬新、カラフルで垢抜けていて、それなりの人気を博した事からであろうか。それでも、PCというものは、 "機能" こそがターゲットでありPC筐体(きょうたい)などのデザインは周辺的な属性以外ではないと高を括ってきた。
また、日本の産業界がビジネスにおいては "Windows" を珍重し、多くのビジネス・アプリケーションソフトが "Windows" 向けに作られ、リリースされてきたという事情も作用していたのかとも思う。
だが、ここに来て、 "iPhone" 、 "iPad" 、 "iPhone 4" というなぜだか "眩しい" IT製品が、多くの人々に好感をもって迎えられている。
まあ、その人気の詳しい分析はおくとして、自分もその傾向に何となく共感できそうな "感触" を抱き始めている。
そしてそんな "感触" が生まれると、足を踏み入れてみたくなるのが人情である。
要するに、 "Apple" は "何が魅力的なのか?" という点がにわかに気になり始めたわけだ。
と言っても、急に "Windows" PCから "Mac" PCへと "乗り換える" という気合や、 "国産 imode ケータイ" から "iPhone" に "乗り換える" という元気が即座に湧いてくるものでもない。
まして、元々 "ケータイ(メール)" はどういうものか余り好きにはなれないで使用頻度も極めて乏しい自分であったため、今さら "iPhone" を契約して始めるつもりにもなれないでいる。
多分、ケータイのそのチマチマとした液晶画面や、小さなボタンを指で忙しく操作しなければならないというそんなスタイルが後遺症となっているのかもしれない。まして昨今では、眼に老いの力(老眼)がついてしまい、チマチマとした小さな文字は敬遠したい気分が強まってもいる。
で結局、最新の "Apple" へのアプローチとして何か始めたいという思いが向かった先は、 "iPod touch" という製品であった。これは、 "タッチパネル(マルチタッチ)" インターフェイスを最大限駆使したポケットコンピュータ(ゲーム機)なのである。(「iPod touch とは?」)
"ケータイのそのチマチマとした液晶画面、小さなボタンを指で忙しい操作" というマンマシン・インターフェイスが肌に合わないならば、比較的大きく見やすい(高解像)液晶画面と、 "タッチパネル(マルチタッチ)" 方式という組み合わせしかなかろう、と思えたのだ。
どうも、最新の "Apple" 製品の人気の焦点は、実はここにありそうだという気もしたのである。しかも、 "iPod touch" という製品は、電話機能、カメラ機能は省かれているものの、その他の点では "iPhone" や "iPad" とさほど変わらない。ワイヤレスLAN機能を使えばインターネットやメールの機能にも遜色がないのである。
昨日、Amazon から届いた "iPod touch(32 GBタイプ)" を早速、興味津々の心境で使い始めている。久々に "新しいオモチャ" を手にした子どものような気分か。
どうということもないが、 "Windows" PCの "USB" ポートとの接続(充電およびPCデータからのエクスポートなど)も問題なく行えたし、自宅のワイヤレスLANを通じたネット環境との接続もスムーズに達成できた。 "文字入力や変換" についても、結構、使い勝手が良さそうだ。
全体として、アーキテクチャーにムリ、ムダというものが無いかのようで、 "センスの良さ" や "スマートさ" がジワッと伝わってきたりする。 "Apple" の "デザイン志向" は、極まるならばこうなるのかという思いがしている...... (2010.06.21)
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