アップルの"アイフォーン"vs"グーグル"の"アンドロイド"/熾烈な"覇権戦争"開幕? ......

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 ケータイ向け "プラットフォーム" (基本OSなど、ケータイを動かすために必要なソフトの集合体)は今、熾烈な "覇権戦争" に突入していると見られている。(c.f.『週刊東洋経済』2010 7/3 特大号 激烈! メディア覇権戦争)
 アップルの "アイフォーン(iPhone)" というプラットフォームは、 "iOS4" というOSを搭載し、 "iPhone4" として大人気を博しているわけだが、そのアップルは、 "競合ライバル" である "グーグル" の "アンドロイド" を強く意識し、マークする構えがあると伝えられている。

 ちなみに、アップルの "アイフォーン(iPhone)" と "グーグル" の "アンドロイド" とは、いわば "対照的" とも言えるような相違がありそうなのである。
 ユーザはOSを介して "アプリ(アプリケーションソフト)" を実行させることでプログラムを享受することになるが、 "アイフォーン(iPhone)" の場合は、一部のコミュニケーション系のものを除き "端末機器内で閉じた形で実行" させる。いわば端末側の "自給自足" 的実行とでも言えようか......。
 これに対して、 "アンドロイド" の方は、ネットの "サーバー" 側が "アプリ" の元となる "サービス" を提供( "クラウドコンピューティング!" )する構造となっており、その "サービス" を制御する( "マッシュアップ" する)役割が "アプリ" に任されているということになりそうである。 "ネット時代の申し子" といわれるグーグルならではのスタイルだと言える。
 また、両者の相違として注目すべき点は、これが今日のハイライトとして以下で示したいのであるが、アップルの "アイフォーン(iPhone)" が< "閉鎖" 主義、"純正化"志向 >で特徴づけられるのに対して、 "グーグル" の "アンドロイド" が "オープンで自由志向" だということになりそうか......。(この辺りの詳細については、山崎潤一郎『iPhoneアプリで週末起業』中経出版 2009.07.05 が参考となる。)

 以下のような雑誌記事を興味深く読むことになった。

 『アイフォーン熱狂の裏で進むアップル "閉鎖" 主義 「アイフォーン4」発売を機に急速に "純正化" を推進。ライバル締め出しに動いている。』(引用はすべて『週刊東洋経済』2010 7/3 特大号より c.f.「週刊東洋経済」

 <販売する各店舗には今回も長い行列ができるなど、「iフィーバー」は広がるばかりだ。だが、携帯電話などデジタル機器市場で勢力を強めるアップルは一方で、急速に "純正化" を加速。ライバル製品排他の動きが目立ってきている。>というのである。
 ひとつは、<6月初旬にアップルがアプリ開発者向けの利用規約を変更>したことで、<アイフォーンアプリ上に広告を挿入できるソフトを開発する>アドモブという会社(この会社は<「アンドロイド」を手掛けるライバル、グーグルの子会社>)のソフトが事実上使えなくなる可能性が出てきたのだという。
 また、 "アドビシステムズ" の "フラッシュ" は、 "アイフォーン3G" の時点からもともと対応していなかったのだが、<業界では将来的な対応が見込まれていた。ところが今年発表のアイパッドやアイフォーン4でも、フラッシュへの対応はなかった。>というのである。さらに、<アップルのスティーブ・ジョブズCEOが公開書簡でフラッシュの技術的弱点などを理由に "決別" を宣言。>とある。これらが、<ライバルを次々と追放>という例なのだそうだ。
 そして、記事は次のように結んでいる。
<アンドロイドを警戒か
 アップルの閉鎖性を強める背景には、複数の端末メーカーが採用するアンドロイドの存在がある。普及が進めば開発者争奪戦や技術標準争いも起こりかねない。このため「自社の差別化できる技術を確立したいとの思いが強い」(調査会社ガートナーのアナリスト、レイ・バルデス氏)。
 さらには「フラッシュなど他社ソフトへのトンネル課金を防ぐ狙いがあった」(ゲームジャーナリストの新清士氏)との指摘もある。他社製ソフトを利用したアプリの中には、アップルの課金システムをスルーするものもある。これを防ぐために自社製で固めるというものだ。
 これまでもアップルは、垂直統合型のビジネスモデルを築いてきた。つまり「閉鎖的であることこそ経営哲学。グーグルのように皆が使えるソフトをオープンに提供する考えはない」(ABIリサーチのアナリスト、マーク・ベッキュー氏)。だからこそ革新的な独自技術を開発し、熱狂的なファンを獲得できる。独自路線をひた走るアップルの勢いは、どこまで続くのか。>

 ケータイ向け "プラットフォーム" をめぐるこうした "覇権戦争" は、ユーザ・オリエンティッドに展開されることを望むわけだが、当該ベンダー企業各位のみならず、エンドユーザや "アプリ" 開発者たちにも程度の差こそあれ影響を及ぼし続けてゆくことになりそうである...... (2010.06.29)














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