"今夜は眠れそうにない" 気配であろう。なんせ、関心の高い重大イベントの、何の因果か偶然に "かち合って" 明日"12日未明!" にその結果が判明するからだ。
さらに、それらまでの待ち時間を埋めるかのように、野球賭博問題で揺れに揺れた "大相撲名古屋場所" の初日が開かれる。とは言っても "TV中継中止" ( "ダイジェスト版" の放送で穴埋め)という異例の措置は、大相撲ファンを大いにがっかりさせている。
別に、こうした一連の "慌しさ" を見越してのことではなかったが、ちなみに自分は参院選については "期日前投票" で対処していたので、今日は何となく気ぜわしさからは逃れられた。
それにしても、その "期日前投票" を選ぶ有権者数は増加の一途のようだ。この辺りにも現在特有の何がしかの傾向が表れているのかもしれない......。
<期日前投票 1200万人余
今回の参議院選挙で期日前投票を行った人は、速報値で1200万人余りに上り、有権者の11.56%が10日までに投票を済ませたことになります。
総務省は、今回の参議院選挙の期日前投票について、全国の都道府県を通じてデータを集計し、速報値を発表しました。それによりますと、期日前投票を行った人は、全国であわせて1208万6491人で、有権者の11.56%が10日までに投票を済ませたことになります。これは前回、3年前の参議院選挙と比べ、率にして11.93%、人数にしておよそ129万人増えています。都道府県別に見ますと、期日前投票は群馬県と沖縄県を除く45の都道府県で前回より増えていて、増加率が最も大きかったのが、▽大分県の26.36%、次いで▽島根県の26.06%、 ▽佐賀県の23.97%などとなっています。>(期日前投票 1200万人余/NHKニュース/7月11日 17時20分)
さて、"12日未明!" に判明するという "メイン・イベント" の方であるが、自分の予想では、参院選の方は、残念ながら "与党の過半数割れ" 、しかもかなり惨憺たる状態(?!)ではないかと、また、南アW杯:スペイン対オランダ決勝戦の方では、こちらはあくまでも "勘" 以外ではないが "スペインの優勝" ではないかと準決勝段階の頃から勝手に予感してきた。まるで "タコ" 君並みに......。
ところで "与党の過半数割れ" 予想については、昨日の書いたとおりそれに伴って連鎖するに違いない一連の "ネガティブ" な事態が気がかりとならざるを得ない。
<「与党過半数」焦点 12日未明に大勢判明
昨年9月の政権交代後、初の大型国政選挙となる第22回参院通常選挙の投票が11日、始まった。即日開票される。選挙区73と比例代表48 を合わせた改選121議席を巡り、437人が立候補。鳩山前政権の退陣を受けて発足した菅政権への審判となる。与党が非改選を含めて過半数(122議席)を維持できるかどうかが最大の焦点。12日未明には大勢が判明する。
17日間の選挙期間中、消費税を巡る問題が論戦の最大の争点となった。菅直人首相(民主党代表)は税率の上げ幅や増税に伴う低所得者対策などにたびたび言及した。
民主党は11日付の投票日恒例の党声明で「政治とカネ」「普天間基地問題」と「税制改革の道筋」を同列に並べ、「混乱と不信を招いたことを率直におわびする」と陳謝した。議論が不十分なまま増税論議を提起したことで同党内には不満がくすぶり、野党も「首相発言がぶれている」などとして批判した。
首相は10日夜、千葉県浦安市での最後の街頭演説で「政治主導の大きな第一歩を踏み出せた。その大きな成果を理解していただきたい」と訴えた。
与党は非改選と合わせた過半数維持に向け56議席が必要。首相は民主党として改選54議席を上回る数を目標に据えているが、終盤の報道各社の情勢調査では50議席前後にとどまっており、結果次第では首相を含めた党執行部の進退論につながる可能性もはらむ。
自民党は与党を過半数割れに追い込む考えだ。谷垣禎一総裁は同日夜、埼玉県越谷市内での最後の訴えで「絶対に与党の多数を打破しなくてはならない」と強調した。
第三極をうたうみんなの党は10議席をうかがう勢いで、大幅に議席を積み増すことが予想される。公明党、共産党、社民党、国民新党、たちあがれ日本、新党改革の各党も現有を上回る議席確保を狙う。
投票は全国約5万カ所の投票所で一部地域を除き午前7時から午後8時まで受け付ける。その後、全国約1900カ所で開票作業に入り、選挙区は12日未明、比例代表は同日朝までにすべての議席が確定する見通しだ。>(「与党過半数」焦点 12日未明に大勢判明/日本経済新聞/2010/7/11 8:21)
これを書きながら、TVの大相撲 "ダイジェスト版" を片目で観ていた。 "結果がすべて" とされる時代環境の中で、大相撲ばかりは、やはり "エッセンス" だけの "ダイジェスト版" というものが、何とも言いようがないほどに味気ないものと目に映る...... (2010.07.12)
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