"iPad,iPhone,iPod" の登場をきっかけにして、改めて "PDF文書" のあれこれをおさらいしながら、その活用法に関心を寄せている昨今である。
"PDF文書" のあれこれについては、 "スキャナー" 活用の実習(?)をはじめとしてまだまだ "試したいこと" は多々残っている。
が、この辺で一度基点に戻って、 "iPad,iPhone,iPod" にとっての "PDF文書" というテーマに返っておこうかと思った。
つまり、 "iPad,iPhone,iPod" では、どのように "PDF文書" が活用できるのか? また、 "PDF文書" ファイルをどのように "取り込む" のか? などを "実感として体験" しておこう、と思ったわけなのである。
ところで自分は、 "iPod touch(32GB)" を "教材(?)" として使っている。この端末は、 "Wi-Fi(無線LAN)" 機能が装備されてインターネット接続も可能であるため、 "iPad,iPhone" の使い勝手を知る上では申し分ない製品だからである。いわば、 "iPod touch" は、 "iPad,iPhone" などのミニマム・エッセンス機能を備えた "エコノミー・プロダクツ" だと了解したのである。
そこで今日は、その "iPod touch" に、 "App Store" から<PDFビュアアプリ "GoodReader" >を "有料ダウンロード購入" (\.115.-という低価格!)の上、インストールしてみようと思った。もちろん、目的は、 "PDF文書" の "取り込み、閲覧" などを "実感的に" 試すことにある。
どうせ "PDF文書" の "取り込み、閲覧" を "試す" ならば、たとえば <首都圏鉄道路線図. *2006年 3月現在*. (c) 2006 株式会社地理情報開発 CHIRI> (file size : 137KB)などを "テスト材料" とすることで、 "スクロール、拡大、テキスト検索" などの按配を試してみたい......、と目論んだのだ。
<PDFビュアアプリ "GoodReader" >というアプリソフトを "iPod touch" 端末にインストールするまでの手順はお定まりなので省略する。
そこで、先ずは端末のホーム画面上の< "GoodReader" >のアイコンをタップして、アプリを起動させることから始める。
画面の最上段にはタイトルバー、最下段のツールバーには各種ツールのボタンアイコンが並ぶ。その最下段の "左端" の "扇子" 状のボタン(WiFi-transfer 画面へのボタン)をタップする。
<WiFi-transfer>画面が表示され、端末が "WiFi" を介して無線LAN に繋がったわけだ。
ここで、画面中段に表示される<1.IP-address : http//***.***.*.**:****>の部分を正確に "メモ" しておかなければならない。
そして、端末側はそのまま "WiFi" 接続状態にしておきながら、愛用しているPC側で、常用しているブラウザを起動させる。
で、そのブラウザの最上段の "アドレスバー" に、先ほど "メモ" した " http//***.***.*.**:**** " を入力してアクセスすることになる。
すると、<iPhone Connection>という画面が表示される。
この画面では、 "WiFi" という無線LAN を介して、愛用しているPC内部の<(PDF)ファイル>を選択しつつ、 "iPad,iPhone,iPod" などの端末に "転送(アップロード)" する役割を果たすことになるのだ。
そこで、<Select file to upload>(アップロードするファイルの選択......)の行の右端にある<参照>ボタンをクリックして、愛用しているPC内部の<(PDF)ファイル>から望みのファイルを選択する。
すると、その行の下に<Upload selected file>(選択されたファイルをアップロードする......)というボタンが突然現れる。とりあえずこれをクリックすると、端末側の< "GoodReader" >に設置された<My Document>というフォルダーに無事アップロードされる。
また、その<My Document>の中に新たなフォルダーを作りたい時には、これらの行の下の<Enter directory name:>や<Create directory>の部分を使うことになる。
これでPC側の<(PDF)ファイル>が、 "iPad,iPhone,iPod" などの端末側にアップロードされた。
そこで、端末側でその<(PDF)ファイル>を閲覧することになるが、その前に、先ほどから端末側の状態は、<WiFi-transfer>画面が表示され、端末が "WiFi" を介して無線LAN に繋がったままのはずなので、画面 "右上" の<Stop>ボタンをタップする。
すると画面は< "GoodReader" >の導入画面に戻り、<My Document>などのフォルダーを二、三段表示している。
ちなみに、<My Document>の表示の後ろの括弧内の "数字" がアップロードされたファイルの数であり、その段をタップすればアップロードされたファイルに行き着く。そのファイルをタップすると、ターゲットであった<(PDF)ファイル>が表示されることになるわけだ。
"テスト材料" とした<首都圏鉄道路線図. *2006年 3月現在*. (c) 2006 株式会社地理情報開発 CHIRI>は、 "スクロール、拡大" も思いのままであり、もちろん読みやすく "拡大" しても、解像度がシャープであり、さすが "PDF文書" なのだと納得させられる。
しかも、<路線図>内の "テキスト検索" までができたのはホォーという思いとさせられた。これを試すには、画面をタップして、最下段のツールバーから、<虫眼鏡>状のツールアイコンをタップして、 "検索" したい "語" を入力すればよい。<路線図>内の "駅名" などが反転表示されて検索結果表示がなされる。
今回のちょっとした "実感としての体験" から意を強めたのは、やはり狙いどおり "iPad,iPhone,iPod" などの多機能端末は、実に "PDF文書" とは "相性" が良いという点であった。この時期に改めて "PDF電子文書技術" に目を向けることは、あながち間違いではなかったようだ...... (2010.07.28)
コメントする