自前の "PDF 電子書籍" についてあ～だ、こ～だと書いてきたわけだが、この辺で自前の "サンプル" を掲載してみることにした。
しかも、かつて書き上げた "自前の小説" であり、表紙のデザインも "モノホン" らしく仕立て上げたりもしてみた。
今回、こんなことをしてみたのは、言うまでもなく、 "iPhone、iPad、および iPod touch" などの端末で快適に閲覧できる "電子書籍" というものを、ただただより "身近なもの" にしたかったがためである。
したがって、"Adobe Reader" などの "PDF リーダー" をインストール済みのＰＣであれば、ＰＣ上でも閲覧可能なのではあるが、ターゲットは "iPhone、iPad、および iPod touch" などの端末でそれなりにスムーズに閲覧できることであった。
実際、"iPod touch" に転送してみて「まあまあ行けそうか......」と悦に入っているところではある。もちろん、まだまだ "改良点" は多々残されている。が、同じような関心をお持ちの方に、ひとつの "叩き台" 的意味合いで閲覧していただこうかと思ったわけなのである。
ところで、 "ePub フォーマット" への変換による "電子書籍" も可能であるのに、今回は "PDF 電子書籍" にとどめたのは次の理由による。
＜WYSIWYG（ウィジウィグ。モニタ上で見たものとアウトプットされるものが一致するという意味）＞方式という観点があるが、 "PDF" 形式は、 "ページ区切り" が作成時と閲覧時で変化せずに同一であり、実にすっきりしていて好感が持てる。"ePub フォーマット" の場合は、現在調整中ではあるが、閲覧デバイスによってこの "ページ区切り" が流動的となりがちで、今ひとつ満足できないでいる。
また、これまでは "PDF 電子書籍" と言うと "容量" の大きさが気になったものであった。だから、容量が圧縮される "ePub フォーマット" に着目することにもなった。
だが、＜"Text 文書"のスマートな"PDF変換"方法!／"iBooks"の"本棚/PDF"でも実に快適に! (当日誌 2010.08.28)＞ で書いたような "方法" を活用するならば、比較的小さな容量でまかなえるということもわかった。
と言うことで、さしあたっては "PDF 電子書籍" という形式を採用したのであった。
さて、ちなみに今回の "自前の小説" 、『海念と保兵衛 ...... 心こそこころまどわす心なれ、心に心心ゆるすな ...... 』について若干触れておきたい。
これは、 "Ｗｅｂ連載小説" として、2001年8月26日（日）から2002年7月28日（日）までのほぼ一年間、50週にわたって毎週日曜日に "書き殴り" つつ完成させたものなのである。以下のとおりとなる。
第一回： 「2001/08/26/ (日) ＜連載小説＞「心こそ心まどわす心なれ、心に心心ゆるすな」 （１）」
最終回： 「2002/07/28/ (日) ＜連載小説＞「心こそ心まどわす心なれ、心に心心ゆるすな」 （50 最終回）」
内容の良し悪しをおくならば、毎日の日誌に加えて、一年間もよく毎週日曜日を "棒に振る" 生活をしたものだとわれながら感心している。
これもひとえに、"Ｗｅｂ連載小説" という "公開" ＝ "拘束" という縛りがあったからかと振り返っている。
感心のある方は是非 "試して" みてください。
◆ "PDF 電子書籍" サンプル：小説／「海念と保兵衛」の閲覧
※ PDF 形式ファイル／デフォルトサイズ：A5／容量：576.811KB
※ "iPhone、iPad、および iPod touch" などの端末でアプリ "iBooks" の "本棚/PDF" に転送して閲覧可能。
※ ＰＣにおいて、"Adobe Reader " などの "PDF リーダー" によっても閲覧できます。 "端末" などの画面サイズに縮小すると、より感触が掴めるかもしれません。
自前の "電子書籍" の "出版(?)" が "身近になった！" ことを、大いに活用したいものである...... (2010.08.31）
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