この "殺人的猛暑" は、 "加減" というものを知らないから困る。今日も一日中、平気で35度以上で力んでいるのだから、生きものたちはほうほうの体である。家の中の猫たちも、比較的 "冷めている" かと思しき床を探してはそこでグッタリとしていた。
この "加減知らず" の猛暑は、まだまだこの先一週間以上生き長らえるというから、とんでもない事態となったものである......。
さて、こんな "猛暑" にあっては、"熱中症" さながらに何かに熱中でもしていないとやってられない。
で、今日は、昨日の続編のような作業に打ち込んでみた。
昨日は、<"Text 文書" ⇒ "ePub 文書(書籍)" の変換>というテーマに、優れもののフリーソフト2本を使って迫ってみたのだった。
今日は、その内の1本、< Sigil >が "レパートリー" のひとつとしている "HTMLスクリプト" を "ePub 文書(書籍)" へと変換するというそんなテーマに迫ってみた。
と言うのも、自分はこれまでに数知れないほどにWebページを作り、 "HTML・XHTMLスクリプト" は嫌になるほど経験してきた。そして、手がけたWebページ中には保存しておきたいと思うものもないわけではない。
それで、これらの各ページそれぞれをより "コンパクト" に保存できないかとも考えていた。こうした思いが、ひょっとしたら< Sigil >によって叶えられるかもしれない、と目を付けたわけなのでる。こういう場合には、ダメもとで、試してみるに限る。
そこで、< Sigil >を起動して「初期画面」を表示させる。< Sigil >での作業の "第一手順" は、とにかく上部ツールバー左端の「File」アイコンのクリックである。
「New」「Open」「Save」「Save as」......という、一連の File 操作項目が出てくる。で、「Open」から開きたい File を選択する。
ちなみに、< Sigil >が "対応" して処理できる File の種類を確認してみると、「EPUB files (*.epub)」「HTML files (*.htm *.html *.xhtm)」「Sigil Fomat files (.sgf)」、そして「Text files (*.txt)」であることがわかる。つまり、「HTML files (*.htm *.html *.xhtm)」については、 "十分に対応しますよ!" と言っているようなものなのである。
と言うことなので、早速、自身のPC内のとある "Webページ用フォルダー" から、これまたとある "*.html" Fileを選んでみる。すると、< Sigil >の画面右側のやや広い作業エリア画面に、ブラウザで表示されていたWebページとほぼ同様の画面が表示されたのだった。さほどの時間もかからなかった。
こうなれば、上記の「Save as」(=名前を付けて保存)へと進むならば、"*.epub" Fileとして変換・出力されるであろうことは容易に予想できた。
だが、その前に、< Sigil >は、<WYSIWYG(ウィジウィグ。モニタ上で見たものとアウトプットされるものが一致するという意味)>方式だということを思い起こし、作業エリア画面に表示されたWebページが、 "修正・加工" 可能なのではないかと期待してみる。
まさにそのとおりなのであり、 "ホームページ・エディター" の機能も果たしてくれるのであった。
ツールバーの「View」アイコンをクリックすると「Code View」という選択肢があり、これをクリックすると、作業エリア画面に表示されたWebページの画面は、スクリプト・エディター画面へと "早変わり" して、Webページ画面を出力していたスクリプトを表示するのだった。
ここで、変更したいスクリプトがあれば修正を行い、それで「Save as」で名前を変更して保存すれば、"*.epub" File は完成するのである。
ちなみに、その "*.epub" File を、 "Adobe Digital Editions" という "Epub 電子書籍ビューアー" (<Adobe Digital Editions (Windows/Mac版)のダウンロード>)で開いてみると、見事、Webページ ⇒ "Epub 電子書籍" の変換が完了していることがわかった。
また、すでに書いてきたように "*.epub" File とは、 "zip 圧縮 File" なのであり、完成した "*.epub" File を念のため解凍してみると、"Epub 電子書籍" を構成する一連の所定 File に加えて、自分がWebページを作った際に使った "画像 File(jpeg,gifkの File)" 類が、きちんと格納されているのもわかるのだ。
要するに、Webページを構成していた一式の File 類が、 "セット化" された上に、しかも全体が "圧縮" され容量縮小が図られることから、実に "コンパクト" な "Epub 電子書籍" へと変貌するのである。
確かに、表示にいくらかのぎこちなさがあったりはする。もともとのスクリプト自体にその原因が潜んでいるとも考えられはする......。
だが、それにしても、「Text files (*.txt)」に加えて、「HTML files (*.htm *.html *.xhtm)」を "Epub 電子書籍" 化してしまうフリーソフト< Sigil >は隅に置けない代物である...... (2010.08.16)
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